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“酒飲みの味方”ウコン 大量摂取で肝機能低下、死亡例も

2018.06.22 07:00

「国立健康・栄養研究所」は、市場にあふれる多くの健康食品やその食品成分などについての情報を集積し、「

「国立健康・栄養研究所」は、市場にあふれる多くの健康食品やその食品成分などについての情報を集積し、「『健康食品』の安全性・有効性情報」としてインターネット上に855件掲載している。そのデータをもとに摂取する際の注意点をみていこう。

 飲料タイプの健康食品で“酒飲みの味方”といえばウコンだ。ウコンはショウガ科の植物で“すっきりした朝の目覚めに”などと謳われ、肝臓の機能を高める効果が期待されている。飲酒の前後にウコン入りの飲料を飲む人が多いのではないか。

 一方で摂り過ぎによる有害事象がデータベースには複数報告されている。〈糖尿病と脂肪肝を患っている30代男性(日本)が、飲酒時にウコンを酒に混ぜて1ヶ月程度摂取したところ、肝機能が低下した〉

〈軽度肥満でよく飲食をする30代男性(日本)がウコンを大量に摂取していたところ、肝機能が低下して入院し、その後死亡した〉

 肝機能を高めるとされるウコンが、全く逆効果に働いてしまったというのである。法政大学教職課程センター教授で理科教育の教育学者・左巻健男氏はこう分析する。

「ウコンは肝臓障害を抑制するとされていますが、どんな成分でも肝臓での解毒や排泄がうまくいかないと、副作用として肝機能障害を起こします。健康食品で最も多く報告される健康被害は肝機能障害ですが、原因物質として、単一の成分としての報告は実はウコンが最も多い。ウコンが効きやすい体質の人ほど、摂取によって体内のバランスが崩れて副作用が生じる可能性がある。効果がある健康食品だからこそ、過剰摂取が危険なのです」

※週刊ポスト2018年6月29日号

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