──日本の秋田犬を知ってますか? ロシアのフィギュアスケーターのアリーナ・ザギトワ選手(16才)も飼っていて、今、大人気なんですよ。
「知らないけど、飼った方がいい?」
──はい、ぜひ!
「OK、じゃあ、飼います!」
と、にっこり。
◆SNSには興味がない
オールデンは28才のイマドキの若者なのに、ツイッターやインスタグラムには興味がないそうで、まったく情報を発信していない。彼の素顔が垣間見られるのは貴重だ。
「SNSは、うまく使っている人には素晴らしいものだと思うけど、ボクはそれ以外のことに集中できなくなるから…。それに、いまだにボク、スマホを持っていないんだよね~」
──ええっ!? まさか、ガラケーユーザーなのですか!
「そうだよ。まだ日本に来て2日だけど、昨日、ホテルの近くを散歩しながら見たところ、スマホをじっと見ている日本人はあまりいなかったから、日本人はずいぶん忍耐強いなって思ったよ…」
と話している途中に突然、
「えっ!? ワオー!」
と、オールデンの顔が一気に真っ赤に。目線の先を見ると、連載中の柴門ふみさんの漫画『恋する母たち』の濡れ場シーンが…。
「『女性セブン』ってすごいね! 料理のレシピやセレブの情報から、漫画まで載ってるなんて!! ちょっと、刺激的だけど。これ、持って帰っていい?(笑い)」
女性セブンにこれほど興味を持ってくれたハリウッドスターは初めて!と記者が話すと、ハニカミながら笑っている。
「この2年間、この作品にかかわってきて、ハン・ソロとしての仕事は、明日(取材日の翌日)が最終日なんだ。この作品に携わって、本当に素晴らしい体験ができたし、こうやって日本に来て、素晴らしい雑誌まで見ることができて、幸せだよ」
終始にこやかに、どんな質問にも気軽に答えてくれる。そこでズバリ、ハン・ソロ役の出演料の使い道を聞いてみると…。
「あ~ハハハハッ。ニューヨークに引っ越したいと思っているので、その資金にして、あとは旅をしたい。それと、さっきの秋田犬でも飼おうかなぁ~。ところで、ちょっと聞きたいんだけど、どの人が好み?」
と、オールデンが女性セブン掲載のアイドルグループの写真を指さすので、「誰も好きじゃないですよ、あなたがいちばん」と、答えると、満足そうに微笑み、彼は女性セブンを抱えて去っていったのでした。
※女性セブン2018年7月12日号