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川の事故 人が流されたらペットボトルなど浮くものを投げる

川の上流では天候に要注意(イラスト/さややん。)

 夏といえばアウトドアに最適な季節。山や海、川などに遊びに行く人も多いだろう。それらのスポットの中で、最も危険だとされているのが川だ。

 川は海と違って淡水のため、浮力が小さい。そのため、溺れたらなかなか浮き上がれず、水を飲んで落命するケースも。救急救命が専門の東京曳舟病院院長の山本保博さんがこう話す。

「川はアウトドアの中で、最も危険な場所。下流が晴れていても、上流で雨が降ったら、鉄砲水が発生することがあります。川では上流の天候にも注意して。また、流れのゆるい浅瀬に見えても、川底では流れが急な場所も。川遊びをする時は、必ずライフジャケットの着用を。もし、人が流されていたら、ペットボトルやクーラーボックス、テントマットなどの浮くものを投げてつかまらせ、救助の要請を」

 ビーチサンダルやつっかけタイプのサンダルで川遊びをする人が多いが、これはとても危険だという。自然体験活動推進協議会の三好利和さんが説明する。

「川で多い事故は、転倒。川底は藻などが生えており、すべりやすいんです。ですから必ず、水はけがよく軽くて乾きやすいマリンシューズを履きましょう。腰丈程度の深さでも、流れがあるので、転べば溺れる可能性が高いんです。さらに、水中でも、足首以上の長さがある靴下を履くようにしてください。靴ずれはもちろん、砂利やゴミなどの浮遊物から足を守ってくれます」(三好さん)

※女性セブン2018年7月19・26日号

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