芸能

X JAPAN新曲にToshl不在“方向性の違い”以上に深刻な問題

ToshIとは方向性の違いが?

 待望の新曲発表。だが、ファンからは歓声ではなく悲鳴が上がっている。7月22日から放送が始まるアニメ『進撃の巨人 Season3』(NHK)。その主題歌をX JAPANが担当することが発表された。X JAPANにとっては約3年ぶりの新曲で、シングルCDとして発売されるのは実に20年ぶり。しかも累計発行部数が7100万部を超える世界的な人気アニメとのコラボだけに、ファンにとっては何よりの吉報のはずだった。ところが──。

 新曲名は『Red Swan』。グループ名は『X JAPANfeat.HYDE』で、ボーカルはL’Arc~en~CielのHYDE。

《今、某所で#レコーディング中》というコメントが添えられたリーダーのYOSHIKIが更新したインスタグラムの“集合写真”には、X JAPANの他のメンバーは揃っているのに、グループ唯一無二のボーカル・Toshl(52才)の姿がなかったのだ。

 騒然としたファンからは、「Toshlくんがいない」「こんなのX JAPANじゃない!」「裏切られた気持ちです」という悲鳴にも似たコメントが殺到した。

◆YOSHIKIとは今いちばん仲がいい

 メンバーの中でも、YOSHIKIとToshlとの結びつきはとりわけ深い。2人は幼稚園の頃からの幼なじみで、小学校から高校まで同じ学校に通った。

 小学6年生にして共にバンドを組み、高校2年生の時に前身となる『X』を結成した。Xはインディーズ時代からビジュアル系バンドとして熱烈なファンを獲得し、1989年にメジャーデビューするや大ブレーク。メジャー1作目のシングル『紅』で日本ゴールドディスク大賞などさまざまな賞を獲得した。

『紅』は、現在NTTドコモのCMで女優の高畑充希(26才)が熱唱しているあの曲で、X JAPANファンの間でも人気が高い曲の1つだ。

 デビュー2年目には武道館、3年目には東京ドームを成功させた。1992年、海外進出を目指すなかでX JAPANに改名。チケットはプラチナ化し、その圧倒的なパフォーマンスで現役ながら伝説のバンドといわれた。

 だが、1997年にToshlが洗脳騒動で脱退すると、「代わりのボーカルがいない」という理由で人気絶頂の最中に解散。翌1998年にはメンバーのhide(享年33)が急逝するなど衝撃が続いた。

 それでもYOSHIKIとToshlの関係は切れなかった。2007年にX JAPANの再結成が発表されるとファンは歓喜に震えた。世界進出を果たし、2014年には米マディソン・スクエア・ガーデンやカーネギーホールでの公演を成功させた。

 2014年、Toshlが洗脳騒動の一部始終を明かした『洗脳 地獄の12年からの生還』(講談社)を出版した時には「YOSHIKIとは今がいちばん仲がいい」と明かしたように、苦難を乗り越えたことで、2人の絆はますます強まったかのようだった。

「YOSHIKIさんは最近のトーク番組でToshlさんとの再結成時の秘話も明かしていました。確かに確執が報じられたこともあり、“仲よし”という関係ではないにしろ、2人はいい距離をとっていると思っていました。それだけに今回の新曲騒動は驚きを隠せません。“Toshl排除”にしか見えませんからね」(芸能関係者)

関連記事

トピックス

元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
伊勢ヶ濱部屋に転籍した元白鵬の宮城野親方
元・白鵬の宮城野部屋を伊勢ヶ濱部屋が“吸収”で何が起きる? 二子山部屋の元おかみ・藤田紀子さんが語る「ちゃんこ」「力士が寝る場所」の意外な変化
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。  きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。 きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
NEWSポストセブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン