YOSHIKIとは幼稚園の頃からの幼なじみだが…


◆バンドとの契約はもう切れていた

 今年に入ってから、YOSHIKIとToshlは単独で活動することが増えていた。とくにToshlはバラエティー番組への出演が増え、商店街の“街ぶらロケ”に挑戦したり、ドッキリを仕掛けられたりと、どんな企画にも体当たりで挑戦。

 大のスイーツ好きをカミングアウトし、7月8日放送の『アイス総選挙2018』(テレビ朝日系)では司会も務めた。

「Toshl本人は、洗脳騒動後、自分の殻を破る活動を続けてきた。アーティストという枠にこだわらず、“もっとファンの人に喜んでもらいたい”“求められればどんなことにも挑戦したい”という思いを強く見せてきたのです。一方のYOSHIKIもバラエティー番組への露出は増えていましたが、Toshlほど思い切ってはいません。彼はバラエティー番組で洗脳騒動をイジられているToshlの姿に、“なぜそこまでしなければいけないのか”と、複雑な思いを抱いているようです」(音楽関係者)

 ここ最近は、2人のアーティストとしての“方向性の違い”が、浮き彫りになっていたという。だが、あるレコード会社の幹部は、「実はそれ以上に深刻な問題がある」と打ち明ける。

「彼らは、他のバンドとは契約形態が違うんです。2007年の再結成後、メンバー個々がYOSHIKIが統括する音楽出版社と契約する“契約方式”に変更されました。そんな中、Toshlは昨年、契約が切れた後、契約を更新していません。ギャランティーの未払いなどがあったためといわれています。現在はX JAPANとして活動する際には、コンサートや曲ごとに契約する“都度契約”になっていると見られています」

 通常のバンドでは考えられないが、今年6月にはこんな場面があった。

「6月23日、24日と日本のロックバンドを集めた『LUNATIC FEST.2018』という音楽フェスが開かれたのですが、そこにYOSHIKIだけが単独出演しました。X JAPANが出ると聞いていたので関係者は戸惑っていました。出るつもりだったToshlは、自宅でこのフェスの生中継を寂しそうに見ていたと聞きました」(前出・音楽関係者)

 金銭問題や考え方のすれ違いが、今回の“排除騒動”へとつながったのだろうか。それでもYOSHIKIとToshlの間には、幼稚園時代から50年近くにも及ぶ深い絆がある。

「YOSHIKIとToshlがいてこそのX JAPAN。他の誰にも替えは利かない。私たちは2人の共存を信じています」(ファン)

 切実なファンの声を、2人はどう受け止めるのか。

※女性セブン2018年8月2日号

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