国内

「足が悪くて…」子供の親切心を利用する鬼畜なわいせつ犯

子供の親切心を利用する鬼畜なわいせつ犯も(イラスト/大窪史乃)

 子供を連れ去り、暴行を加える事件が後を絶たない。犯人はどんな手口で、子供たちに近寄ってくるのだろうか。ここでは、長女が連れ去りの被害にあったという女性の体験談を紹介する。

「私たちはその後、あの街を引っ越しました。男が捕まらず、娘が怖くて外出できなくなったからでした」

 怒りをにじませながら話してくれたのは46才の主婦・Mさん。それは、長女が小学3年生の時に起こった。

「娘は放課後に近所の公園で、友達の女の子と2人で遊んでいました。そこへ、大学生くらいの男が片足を引きずりながら近づいてきて、こう話しかけてきたそうです。

“お兄ちゃん、足が悪くて、1人でトイレに行けないんだ。きみたちで連れて行ってくれないかな?”

 日頃から、困っている人には親切にしましょうと教えてきた子ですから、素直に助けてあげることに。ましてや、友達と一緒だったので、大丈夫だと思ったようです」

 少女たちは、男の体を支えながらトイレに向かった。ところが、男はトイレに到着すると、小柄なMさんの娘だけを、無理やり個室に連れ込んだのだ。友達は慌てて大人を呼びに行ったが、その間に、Mさんの娘はパンツを脱がされ──。

「親切心を利用したあの男を許せません。それ以降は、友達といても知らない大人にはついて行かないこと、トイレに限らず個室で2人きりにならないよう、強く教えています」

※女性セブン2018年8月2日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

左:激太り後の水原被告、右:2月6日、懲役刑を言い渡された時の水原被告(左:AFLO、右:時事通信)
《3度目の正直「ついに収監」》水原一平被告と最愛の妻はすでに別居状態か〈私の夢は彼と小さな結婚式を挙げること〉 ペットとの面会に米連邦刑務局は「ノー!ノー!ノー!」
NEWSポストセブン
9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
悠仁さまが学園祭にご参加、裏方として“不思議な飲み物”を販売 女性グループからの撮影リクエストにピースサイン、宮内庁関係者は“会いに行ける皇族化”を懸念 
女性セブン
衆院広島5区の支部長に選出された今井健仁氏にトラブル(ホームページより)
【スクープ】自民広島5区新候補、東大卒弁護士が「イカサマM&A事件」で8000万円賠償を命じられていた
週刊ポスト
V9伝説を振り返った長嶋茂雄さんのロングインタビューを再録
【長嶋茂雄さんロングインタビュー特別再録】永久不滅のV9伝説「あの頃は試合をしていても負ける気がしなかった。やっていた本人が言うんだから間違いないよ」
週刊ポスト
“超ミニ丈”のテニスウェア姿を披露した園田選手(本人インスタグラムより)
《けしからん恵体で注目》プロテニス選手・園田彩乃「ほしい物リスト」に並ぶ生々しい高単価商品の数々…初のファンミ価格は強気のお値段
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏(=左。時事通信フォト)と望月衣塑子記者
山尾志桜里氏“公認取り消し問題”に望月衣塑子記者が国民民主党・玉木代表を猛批判「自分で出馬を誘っておいて、国民受けが良くないと即切り捨てる」
週刊ポスト
「〈ゆりかご〉出身の全員が、幸せを感じて生きられるのが理想です。」
「自分は捨てられたと思うのは簡単。でも…」赤ちゃんポスト第1号・宮津航一さん(21)が「ゆりかごは《子どもの捨て場所》じゃない」と思う“理由”
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
2013年大阪桐蔭の春夏甲子園出場に主力として貢献した福森大翔(本人提供)
【10万人に6例未満のがんと闘う甲子園のスター】絶望を支える妻の献身「私が治すから大丈夫」オリックス・森友哉、元阪神・西岡や岩田も応援
NEWSポストセブン
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談
ヨグマタ相川圭子 ヒマラヤ大聖者の人生相談【第24回】現在70歳。自分は、人に何かを与えられる存在だったのか…これから私にできることはありますか?
週刊ポスト
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
「週刊ポスト」本日発売! 食卓を汚染する「危ない輸入冷凍食品」の闇ほか
NEWSポストセブン