「単独登山は遭難率が高いので、必ず誰かと一緒に登山することをお勧めします。しかし、インターネットなどで『〇月〇日に〇〇山に登りたい人募集』のような形で初めて集まった人と登るのは避けるべき。お互いの体力も性格も分からないから、つい無理をしてハイペースで歩いて疲れてしまい、事故や遭難につながってしまった例もあります」(油井氏)
歳を重ねてからは、自分と同じくらいの体力で、気心が知れた仲間と登るのが一番。体調が優れない時も「戻りたい」と気軽に言える相手を選ぶのが望ましい。
●取材・文/吉田ヒロミ(医療ジャーナリスト)
※週刊ポスト2018年8月3日号