スポーツ

長崎・創成館や石川・星稜など 甲子園主役を狙う注目選手

星稜の140キロ超右腕・奥川恭伸(共同通信社)

 史上初となる2度目の春夏連覇を目指す大阪桐蔭に、春のセンバツ決勝で大阪桐蔭に敗れた智弁和歌山など、100回を迎えた夏の甲子園には強豪校がひしめいている。誰もが最初に名前を挙げる強豪校の選手ではなくても、目を向けるべき選手はまだまだいる。ノンフィクションライターの柳川悠二氏が、気になる注目選手たちを紹介する。

 * * *
 史上初となる2度目の春夏連覇を目指す大阪桐蔭、そこに迫る横浜(南神奈川)、日大三(西東京)、浦和学院(南埼玉)など都市部の私学に肉薄する第3グループの筆頭が、長崎の創成館だ。

 昨秋の神宮大会で、大阪桐蔭を相手に3投手を登板させ、公式戦唯一の黒星を付けた。中でもエースの川原陸は、185センチの長身からコースを丁寧に突く制球が持ち味。緩急で打者を翻弄する。猛暑の甲子園を戦い抜く上で、ためらいなく投手を交代させる同校の戦略には大きなアドバンテージがあるが、川原がその要となる。

 開幕カードを引き当てた石川代表の星稜では、2年生ながらU-18日本代表候補となった140キロ超右腕・奥川恭伸。地元の宇ノ気中で全国制覇した際にバッテリーを組んだ山瀬慎之助が、高校でも“女房役”を務める。

 2年生投手では、沖縄・興南の背番号「13」の宮城大弥もいる。10年に春夏連覇を達成した先輩の島袋洋奨を彷彿とさせる力強い左腕だ(ただし、トルネード投法ではない)。U-15日本代表経験を持ち、プレートを幅広く使ってクロスファイヤー気味に白球を放る。

 そして、昨年の春以来の甲子園となる報徳学園(東兵庫)の遊撃手・小園海斗である。走攻守の3拍子揃ったドラ1候補で、昨年のU-18W杯では、全試合に出場。父と元サッカー選手の母が営む整骨院でケアを受け、身体は見違えるほど大きくなった。

※週刊ポスト2018年8月17・24日号

関連記事

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
女性セブン
山下智久と赤西仁。赤西は昨年末、離婚も公表した
山下智久が赤西仁らに続いてCM出演へ 元ジャニーズの連続起用に「一括りにされているみたい」とモヤモヤ、過去には“絶交”事件も 
女性セブン
日本、メジャーで活躍した松井秀喜氏(時事通信フォト)
【水原一平騒動も対照的】松井秀喜と全く違う「大谷翔平の生き方」結婚相手・真美子さんの公開や「通訳」をめぐる大きな違い
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン