芸能

NHK紅白どうなる? 注目はサザン、DA PUMP、そして竹島宏

『U.S.A.』がヒット中のDA PUMPも有力

 毎年、年末に向けて話題の集まるNHK紅白歌合戦の出場歌手。選考基準は「今年の活躍」、「世論の支持」、「番組の企画・演出」の3点で、これらを総合的に判断するらしいが、今年はいったいどんな目玉歌手やグループが出場するのか――。コラムニストのペリー荻野さんがいち早く予想する。

 * * *
 甲子園の激闘が続く中、すでに「紅白歌合戦」の激闘も始まっている!…というわけで、昨年に引き続き、NHK『うたコン』から、早くも今年の「紅白」の“気配”を考えたい。
 
 この番組で頑張る歌手は、紅白にも出演することが多いといわれる。丘みどり、三山ひろしらの存在をこの番組で知り、のちに「苦労して紅白出場」というエピソードにほろりとさせられたのも記憶に新しい。その『うたコン』に7月31日、サザンオールスターズが初登場。『闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて』『壮年JUMP』の2曲を熱唱した。誰よりも司会の谷原章介がうれしそうだったのが印象的だ。40周年の勢いで、紅白をにぎやかに盛り上げてくれたら面白い。

 また、この回で「これは」と思ったのは、竹島宏の『恋町カウンター』である。これはカウンターでグラスを傾ける男女の出会いをムードたっぷりに歌った曲だが、なぜかそこに『恋町ダンス』の振りがつき、「うたコン」では、竹島が子供たちとともに歌い踊ったのだ。

 ダンスに疎い私でも、いまどき楽曲に振りがついたくらいでいちいち驚いたりしないが、この曲が気になったのは、その動きが結構、全身運動で個性的だったから。YouTubeには公式の振付レッスン動画が公開されているが、そこでは黒と青紫のジャケットに赤や黄色のサイケデリック系シャツというなかなか着こなしが難しいそうなファッションの竹島本人が、振りをしっかり見せている。

 動きに合わせた解説は、「動きを止めます。顔は正面ですよ」とか「ひじを張った腕をギリギリと二段階下げ、カウンターを拭くように腕を回します」とか超具体的。ちなみに「ここが魅せどころ」の振りは、突如として体を横向きにし、グッと右手を斜め上に伸ばして「捧げます」みたいな格好をしながら顔はやっぱり正面を向いているというポーズ。締めくくりは「右手の拳を顔に寄せて『酔っちゃった』のイメージ」のポーズだ。ハードルが高そうな低そうな不思議な振りだが、画面の隅には「ミラーバージョン」があったり、スロー再生までして、みっちりレッスンしてくれる。『恋町ダンス』を流行させようとの熱意がむんむんである。

 竹島は、このダンスが気に入って自ら踊る動画を公開している岐阜在住の「ダンシング住職」との共演も果たしたという。今年デビュー15周年の竹島にとっても「紅白」は大きな目標。子供ダンサーズ込みでの出場はアリかもしれない。

 考えてみれば、今年はこの他、結成当初から「夢は紅白、親孝行」を掲げ、オリコンチャート1位も獲得しているスーパー銭湯アイドル「純烈」、大ブレイクした「U.S.A.」のDA PUMPもいる。このところの紅白は、紅組に「AKB48」「E-girls」をはじめ、団体さんが多かった。だが、今年は白組にもアイドルとは一味違う歌って踊れる団体さんが押し寄せそうな気配。今からお気に入りの楽曲の振りを練習しておけば、年末盛り上がれるかも。

関連記事

トピックス

水原一平受刑者の一連の賭博スキャンダルがアメリカでドラマ化(gettyimages /共同通信社)
《大谷翔平に新たな悩みのタネ》水原一平受刑者を題材とした米ドラマ、法的な問題はないのか 弁護士が解説する“日米の違い”
NEWSポストセブン
広末涼子(時事通信フォト)
《時速180キロで暴走…》広末涼子の“2026年版カレンダー”は実現するのか “気が引けて”一度は制作を断念 最近はグループチャットに頻繁に“降臨”も
NEWSポストセブン
三笠宮妃百合子さまの墓を参拝された天皇皇后両陛下(2025年12月17日、撮影/JMPA)
《すっごいステキの声も》皇后雅子さま、哀悼のお気持ちがうかがえるお墓参りコーデ 漆黒の宝石「ジェット」でシックに
NEWSポストセブン
【動画】前橋市長選出直し 小川晶氏 支援者集会で 涙の演説
【動画】前橋市長選出直し 小川晶氏 支援者集会で 涙の演説
NEWSポストセブン
前橋市長選挙への立候補を表明する小川晶前市長(時事通信フォト)
〈支援者からのアツい期待に応えるために…〉“ラブホ通い詰め”小川晶氏の前橋市長返り咲きへの“ストーリーづくり”、小川氏が直撃に見せた“印象的な一瞬の表情”
NEWSポストセブン
熱愛が報じられた新木優子と元Hey!Say!JUMPメンバーの中島裕翔
《20歳年上女優との交際中に…》中島裕翔、新木優子との共演直後に“肉食7連泊愛”の過去 その後に変化していた恋愛観
NEWSポストセブン
金を稼ぎたい、モテたい、強くなりたい…“関節技の鬼” 藤原組長が語る「個性を磨いた新日本道場の凄み」《長州力が不器用さを個性に変えられたワケ》
金を稼ぎたい、モテたい、強くなりたい…“関節技の鬼” 藤原組長が語る「個性を磨いた新日本道場の凄み」《長州力が不器用さを個性に変えられたワケ》
NEWSポストセブン
記者会見に臨んだ国分太一(時事通信フォト)
《長期間のビジネスホテル生活》国分太一の“孤独な戦い”を支えていた「妻との通話」「コンビニ徒歩30秒」
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(EPA=時事)
《“勝者と寝る”過激ゲームか》カメラ数台、USBメモリ、ジェルも押収…金髪美女インフルエンサー(26)が“性的コンテンツ制作”で逮捕されなかった背景【バリ島から国外追放】
NEWSポストセブン
「鴨猟」と「鴨場接待」に臨まれた天皇皇后両陛下の長女・愛子さま
(2025年12月17日、撮影/JMPA)
《ハプニングに「愛子さまも鴨も可愛い」》愛子さま、親しみのあるチェックとダークブラウンのセットアップで各国大使らをもてなす
NEWSポストセブン
SKY-HIが文書で寄せた回答とは(BMSGの公式HPより)
〈SKY-HIこと日高光啓氏の回答全文〉「猛省しております」未成年女性アイドル(17)を深夜に自宅呼び出し、自身のバースデーライブ前夜にも24時過ぎに来宅促すメッセージ
週刊ポスト
今年2月に直腸がんが見つかり10ヶ月に及ぶ闘病生活を語ったラモス瑠偉氏
《直腸がんステージ3を初告白》ラモス瑠偉が明かす体重20キロ減の壮絶闘病10カ月 “7時間30分”命懸けの大手術…昨年末に起きていた体の異変
NEWSポストセブン