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東京五輪のホテル不足問題 豪華な「船泊」は救世主になるか

JTBが横浜・山下ふ頭に停泊予定の「サン・プリンセス」

 もはやいうまでもないが、訪日外国人の増加が著しい。2017年には2869万人が訪れているが、2011年度の約4倍になっている。政府にとって観光は重要な政策であり、2020年までに4000万人を目標としている。

 そこで以前から懸念されているのが、ホテル不足の問題だ。

 特に外国人を含め1000万人もの観光客が押し寄せるといわれる東京五輪・パラリンピックに向け、いま都市部を中心にホテル建設ラッシュの様相を呈しており、供給過多を指摘する声も出てきているが、オリンピック期間中は東京で1万室不足するというデータもあり、一時的な集中とはいえホテル不足問題は払拭されていない。

 オリンピック観戦のための宿泊者は約26万人が見込まれており、そこから割り出される必要客室数は延べ約170万室といわれている。日によって変動はあるものの、開催期間は17日間として1日約10万室が必要になる計算だ。

 東京と近隣県も含めれば供給できるというデータもあるが、早朝や夜間に移動しなければならないケースを想定すると、近隣県のホテルを避ける旅行者は少なくないと思われる。

 そのような中、ホテル不足対策の一環として“ホテルシップ”が注目されている。ホテルシップとは超大型クルーズ船を港に停泊させホテル代わりに利用することで、ホテル不足緩和の一役を担えるといわれる。

 オリンピック期間の需要に合わせてホテルを造っても、終わった後に閑古鳥というのは、過去のオリンピックホテル事情としては知られる話であり、会期後に船旅へ戻れるのは一石二鳥ともいえるだろう。

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