ライフ

鉄人・坂井宏行シェフが海外から戻ると必ず食べるラーメンは

『大吉』の「支那そば」750円(撮影/中庭愉生)

 東京、福岡でフランス料理店『ラ・ ロシェル』を展開し、“フレンチの鉄人”“ムッシュ”としてお茶の間にもお馴染みの坂井宏行シェフ。厨房で腕をふるう傍ら国内外を飛び回り、76歳の現在も第一線で活躍する鉄人の元気を支えているのが、週1回以上通う『支那そばと上海家庭料理 大吉』の『支那そば』だ。海外出張から戻ると、必ず食べに行く“帰国メシ”でもある。

 ラーメンはスープから味わうのが、坂井氏の流儀。運ばれてきた一杯にそっとレンゲを入れる。

「この支那そばはシンプルでさっぱりしていて、優しくて懐かしい味。疲れた時にすごく食べたくなります。最初にスープを飲むのは、自分の身体の具合をチェックするため。体調によって少しパンチが欲しいなと思ったら、卓上の辛子味噌を投入します。これを入れると、また味が引き締まるんですよ。僕、辛いのが好きなんです」(坂井氏)

「辛子味噌は自家製なんですよ」と話すのは、『大吉』を切り盛りする兪月娥さん(68)。約23年前に同店をオープンし、常連たちからは「ママ」と呼ばれて親しまれている。

「ママ、この味噌は何にでも合いますね」(坂井氏)

「中国の豆板醤、甜麺醤、日本の白味噌を混ぜただけです(笑い)」(兪さん)

「辛さだけでなく、白味噌が入っているから甘みもあるんだよね。支那そばに入れても、餃子や野菜炒めにつけても美味しいんですよ」(坂井氏)

関連キーワード

関連記事

トピックス

滋賀県を訪問された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月25日、撮影/JMPA)
《すぐに売り切れ》佳子さま、6万9300円のミントグリーンのワンピースに信楽焼イヤリングを合わせてさわやかなコーデ スカーフを背中で結ばれ、ガーリーに
NEWSポストセブン
注目される次のキャリア(写真/共同通信社)
田久保真紀・伊東市長、次なるキャリアはまさかの「国政進出」か…メガソーラー反対の“広告塔”になる可能性
週刊ポスト
送検のため奈良西署を出る山上徹也容疑者(写真/時事通信フォト)
《安倍晋三元首相銃撃事件・初公判》「犯人の知的レベルの高さ」を鈴木エイト氏が証言、ポイントは「親族への尋問」…山上徹也被告の弁護側は「統一教会のせいで一家崩壊」主張の見通し
NEWSポストセブン
この笑顔はいつまで続くのか(左から吉村洋文氏、高市早苗・首相、藤田文武氏)
自民・維新連立の時限爆弾となる「橋下徹氏の鶴の一声」 高市首相とは過去に確執、維新党内では「橋下氏の影響下から独立すべき」との意見も
週刊ポスト
元・明石市長の泉房穂氏
財務官僚が描くシナリオで「政治家が夢を語れなくなっている」前・明石市長の泉房穂氏(62)が国政復帰して感じた“強烈な危機感”
NEWSポストセブン
新恋人のA氏と腕を組み歩く姿
《そういう男性が集まりやすいのか…》安達祐実と新恋人・NHK敏腕Pの手つなぎアツアツデートに見えた「Tシャツがつなぐ元夫との奇妙な縁」
週刊ポスト
女優・八千草薫さんの自宅が取り壊されていることがわかった
《女優・八千草薫の取り壊された3億円豪邸の今》「亡き夫との庭を遺してほしい」医者から余命宣告に死の直前まで奔走した土地の現状
NEWSポストセブン
左から六代目山口組・司忍組長、六代目山口組・高山清司相談役/時事通信フォト、共同通信社)
「六代目山口組で敵う人はいない」司忍組長以上とも言われる高山清司相談役の“権力” 私生活は「100坪豪邸で動画配信サービス視聴」も
NEWSポストセブン
35万人以上のフォロワーを誇る人気インフルエンサーだった(本人インスタグラムより)
《クリスマスにマリファナキットを配布》フォロワー35万ビキニ美女インフルエンサー(23)は麻薬密売の「首謀者」だった、逃亡の末に友人宅で逮捕
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左/バトル・ニュース提供、右/時事通信フォト)
《激しい損傷》「50メートルくらい遺体を引きずって……」岩手県北上市・温泉旅館の従業員がクマ被害で死亡、猟友会が語る“緊迫の現場”
NEWSポストセブン
WSで遠征観戦を“解禁”した真美子さん
《真美子さんが“遠出解禁”で大ブーイングのトロントへ》大谷翔平が球場で大切にする「リラックスできるルーティン」…アウェーでも愛娘を託せる“絶対的味方”の存在
NEWSポストセブン
ベラルーシ出身で20代のフリーモデル 、ベラ・クラフツォワさんが詐欺グループに拉致され殺害される事件が起きた(Instagramより)
「モデル契約と騙され、臓器を切り取られ…」「遺体に巨額の身代金を要求」タイ渡航のベラルーシ20代女性殺害、偽オファーで巨大詐欺グループの“奴隷”に
NEWSポストセブン