しかし、女王・宇佐はここでも王者の風格を見せる。小木が封筒を開いたところ、なんと1円すら入っていない。宇佐は他のテーブルに乗り込んで、肉を掻っ払うスタイルで忘年会をやっていた、それなのにだ!
「0円~3000円からまで言ったんだから0円でいいんだよ!」と悪びれることもない宇佐。これを受けて、流石の矢作も「これが宇佐のすごいところなんだよ」と白旗を上げる。
ブスさも天下一品だが、タフさ一流、これだから宇佐麻衣はすごい。
そんな女王・宇佐がふと話したブスエピソードが興味深かった。
宇佐「コンビニとかで700円分買えばくじを引けるキャンペーンがあるじゃないですか。美人が客で680円分の買い物をした場合、店員が『あと20円分買えば、くじ引けますよ!』と声をかけるんですよ。けど、宇佐が買っても声かけてくれないんですよ!」
書店で働く友人にこの話をしたところ「確かに!俺も美人がきたら『カード作りませんか?』とオススメしちゃいますもん!美人と1秒でも長く接していたから」と語っていた。
些細なことだが、美人とブスの差が如実に分かる話である。
しつこく書くが『ブステレビ』に出演するブス達は強くたくましい。どんなことでも凹まない。「雨ニモマケズ」ではなく「ブスデモマケズ」。そして、今日とてワンナイトラブチャンスを狙っていることだろう。『ブステレビ』での常識は、男が女を抱くのではなく、女が男を抱く。番組を見て、僕は本格的な女性上位時代の幕開けを感じた。
こうしてコラムは終わるのだが、〆は毎回『ブステレビ』で叫ばれる番組の全てを表すコールで締めたいと思う。
「ブスだって幸せ!」