大久保佳代子一覧

【大久保佳代子】に関するニュースを集めたページです。

大久保佳代子が“いい出汁”を出している
いい出汁が出ている五十女 男にだらしない教師演じる大久保佳代子
 放送作家、タレント、演芸評論家で立川流の「立川藤志楼」として高座にもあがる高田文夫氏が『週刊ポスト』で連載するエッセイ「笑刊ポスト」。タナダユキ監督作品『浜の朝日の嘘つきどもと』で、“いい出汁”を出している大久保佳代子についてつづる。 * * * ビートたけしを“つるはし”で襲撃という衝撃が走った今週、ジタバタしてこのコラムも駆け足で「芸能アラカルト」。 まず〈映画部門〉心がホカロンになったのが、いい映画を撮るのでおなじみのタナダユキ監督作品『浜の朝日の嘘つきどもと』。一度きいただけじゃタイトルを覚えられないというのが凄い。 福島県南相馬に古くからある映画館「朝日座」。大正12年にできたとか。戦後、映画全盛になるも東日本大震災、福島の原発事故そしてこのコロナである。ボンヤリする支配人、これがなんと“落語界のキョンキョン”と呼ばれここ数年、調子づいてる柳家喬太郎。この映画館を立て直す為にやってくるのがお待たせ高畑充希。この高畑にあれこれ人生を教えちゃう高校教師が大久保佳代子という意表をついたキャスティング。さすがオアシズ、相方は今どこへ。この大久保が男にだらしなくて惚れちゃすてられ、やっちゃすてられ、それでも……大久保が五十女の切なさ可愛いさを好演。いい出汁が出ている。〈ゲスト部門〉私のラジオにキャンディーズのランちゃんだった伊藤蘭がニューアルバム『Beside you』を持ってやってくるも、ゲストコーナーとして用意した40分間、ただひたすら笑っているだけ。旦那もよく来てくれるのだが、ズーッと笑ってるだけで『相棒』の時のように紅茶も入れずに帰っていく。ゲラとゲラの夫婦。笑う夫婦。それでも9月26日、日比谷野音、10月28・29日は中野サンプラザでコンサート。大阪でもやるようだ。笑っちゃいられない。〈ラジオ部門〉ニッポン放送では昼私が喋って1時からナイツ。10月の2日(土曜日)からはサンドウィッチマンが1時からタップリ毎週2時間「何言ってるかわからない」トークをくり広げる。土曜の昼下りもニコニコ安泰。いまラジオ界に新しいリスナーがどんどん増えてきて三周まわってベテランの私が逆に新鮮らしい。あんまり自分の身の回りにこんなふざけた73歳いないものな。〈テレビ部門〉ここ1か月間くらい毎週見てるんだがひっそり始まってた『紙とさまぁ?ず』がメチャクチャ東京味で面白い。たしか月曜の深夜0時前後、テレ東だと思った。「所詮俺達、関東ローカルの芸人だからな」とチクチク関西をからかうのも面白い。〈訃報部門〉「ミスターショウアップナイター」元ニッポン放送の達人・深沢弘氏が亡くなった。長嶋茂雄氏の盟友だった。享年85。そしてジャン・ポール・ベルモンドも。享年88。うまい人からいなくなる。イラスト/佐野文二郎※週刊ポスト2021年10月1日号
2021.09.20 19:00
週刊ポスト
大久保佳代子、いまや光浦靖子と並ぶ人気に 「淡々としている」魅力
大久保佳代子、いまや光浦靖子と並ぶ人気に 「淡々としている」魅力
 5月12日に50歳の誕生日を迎えるお笑いタレント・大久保佳代子。かつては会社員と芸人を兼業していたものの、今や複数のレギュラー番組を抱える人気タレントの1人として知られている。そんな彼女が芸能界で長く活躍を続ける秘訣を探った。 愛知県出身の大久保は、小・中・高の同級生だった光浦靖子と大学のお笑いサークルで1992年にお笑いコンビ・オアCズ(現・オアシズ)を結成。そのわずか2か月後に若手芸人の登竜門として知られる深夜バラエティ番組『新しい波』(フジテレビ系)へと出演した。 だが同番組への出演終了後、光浦のみが別のバラエティ番組のレギュラーとして抜擢。大久保は「笑えない」ということで外されてしまい、その後は会社員としての仕事をメインに過ごしていくことになる。 転機となったのは2000年、光浦がレギュラー出演していた人気バラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)に“光浦の相方”として登場したことだった。毒舌を織り交ぜたトークが注目を集め、徐々にテレビへの出演が増加していったのである。 当初は会社員としての仕事も継続していたが、2010年には退職して芸能活動に専念。その後は『大久保じゃあナイト』(TBS系)をはじめとした冠番組を受け持つほか、複数の番組でレギュラーの座を獲得。テレビ出演の機会は相方の光浦よりも多くなっていった。 赤裸々に本音を語るトークで2010年代に人気を集め、お笑い芸人として確固たる地位を築き上げた大久保。その魅力について、お笑い評論家のラリー遠田氏はこのように語る。「大久保さんの芸人としての魅力は、いつもクールで冷静なところです。自分でも『感情があんまりない』と語っている通り、どんなことがあっても淡々としています。 彼女はキツい下ネタを口にしたり、イケメンの共演者に絡んだりすることもありますが、そこに悪い意味での生々しさがないのです。どこかカラッとしているからこそ、見ている方も明るく気楽にそれを笑うことができます」 さらに、1990年代に芸能界デビューを果たしたオアシズの2人の活躍を、ラリー遠田氏は“先駆者”としても評価する。「女性芸人がまだほとんどテレビに出ていなかった時代に、大久保さんと相方の光浦靖子さんは単身でバラエティ番組に乗り込んでいった先駆者です。そんな彼女たちを尊敬して慕っている後輩の女性芸人も大勢います」(ラリー遠田氏) お笑いコンビ・相席スタートの山崎ケイが“ポスト大久保佳代子”と呼ばれるなど、後続する女性芸人に少なくない影響を与えている大久保。50代を迎え、彼女の存在感はますます大きくなっていくのではないだろうか。◆取材・文/細田成嗣(HEW)
2021.05.01 16:00
NEWSポストセブン
(写真/時事通信社)
近づく安倍政治の終わり、ツイッターデモに見る国民の正しさ
 安倍政治の終わりと新しい時代が近づいている。多くの国民がそれを強く感じるきっかけになったのは、新型コロナの自粛下の5月に起きた「ツイッターデモ」だったのではないだろうか。〈#検察庁法改正案に抗議します〉 1人の女性会社員が5月8日に発信したとされるツイートを小泉今日子、大久保佳代子、きゃりーぱみゅぱみゅをはじめ、かつてないほど多くの俳優やミュージシャン、芸能人がリツイートしたことで国民の間に一気に拡散し、短期間に900万リツイートを超える社会現象となった。 俳優の井浦新は「もうこれ以上、保身のために都合良く法律も政治もねじ曲げないで下さい」、演出家の宮本亞門が「このコロナ禍の混乱の中、集中すべきは人の命。どうみても民主主義とはかけ離れた法案を強引に決めることは、日本にとって悲劇です」と次々に声を上げ、最終的に法案を廃案に追い込んだ。 検察庁法改正案という一般の国民にはなじみが薄く、庶民の生活には一見関係がなさそうに思える法改正に、日本中で批判が高まったのは異例といえる。この現象を起こしたのは、間違いなくコロナによる社会の変化、国民の意識の変化だ。 折しも、ツイッターデモが起きたのは、安倍首相が国民に「1か月間のがまん」を要請した、5月6日までの緊急事態宣言が延長され、長引く自粛で多くの人々が職を失ったり、休業や自宅待機に追い込まれ、生活に不安を募らせていた時期だ。特に音楽、芸能、興行といったエンターテインメント業界はイベント自粛の影響が深刻だった。芸能人も市井の人々も同じ不安を抱え、これまで以上に政府がどんな政策を打ち出し、どう対応するかに関心を寄せ、政治感覚を研ぎ澄ませていた。 国民の政治への関心が高まると、政治家のごまかしは通用しない。圧力にも負けなくなる。 これまで安倍政権の下では、政権に批判的な言動をすると安倍首相の熱狂的ともいえる支持者などからネットで激しくバッシングを受け、ものが言えなくなることがよくあった。今回の芸能人らの政治的発言に対しても、「ファンを裏切るのか」「法案をどこまで理解して反対しているのか」といった批判があがったが、流れを止めることはできなかった。 当然だろう。ちょっと考えれば、的はずれな批判だとわかるからだ。第一、「法案を理解していない」という点では弁護士資格を持つ森雅子法務大臣も同じだった。森法相は国会で法案について質問されると何度も答弁に困って役人に助けを求め、発言の修正を重ねた。外出自粛やテレワークで自宅にいる機会が多かった人は、テレビの国会中継でその様子を見た人も多いだろう。 大臣もわからない法案を全部理解してから反対しろなどと言われたら、国民は声を上げられなくなってしまう。おかしな批判だとすぐ見破った。 そもそもこの法案の政治的意図は、首相寄りとされる黒川弘務・東京高検検事長(当時)を特例で定年延長して留任させようというもので、そうした不透明な人事をごまかすためにコロナ自粛のドサクサでの法改正を狙った。国民が声を上げたのは法律の中身より、その政治手法に胡散臭さを感じ取ったからだ。国民の嗅覚は正確だった。 このツイッターデモをきっかけに、新聞各紙の5月の世論調査では安倍内閣の支持率は軒並み大きく下がり、朝日新聞は29%、毎日新聞は27%をつけた。政界では支持率20%を割れば「退陣水準」といわれる。その水準に近づいたのである。※女性セブン2020年7月23日号
2020.07.10 16:00
女性セブン
【動画】みちょぱのトーク技術が凄い その“相槌力”の秘密とは
【動画】みちょぱのトーク技術が凄い その“相槌力”の秘密とは
 バラエティー番組で大活躍中の“みちょぱ”こと池田美優さん。『アメトーーク!』で放送された「みちょぱスゴイぞ芸人」では飯尾和樹さんや大久保佳代子さんがみちょぱさんの“相槌”の秀逸さを強調し、絶賛しました。モテコンサルタント・勝倉千尋さんは「絶妙な反応で相手の話をぐんぐん引き出してトークを盛り上げる技術は卓越しています」と分析。少し馴れ馴れしい印象をあえて演出しつつ相手を不快にさせない距離感はプロ級の技なのだそうです。
2020.07.02 07:00
NEWSポストセブン
みちょぱのトーク技術を支えるものとは(時事通信フォト)
みちょぱのトーク技術に共演者も脱帽 その“相槌力”とは
 近年、テレビでの活躍がめざましいギャル系タレント。藤田ニコルや“ゆきぽよ”こと木村有希らと並んで、その代表格に位置しているのが“みちょぱ”の愛称で知られるモデルでタレントの池田美優だろう。 こんがりと日焼けした肌に派手めなメイクといったギャルらしいスタイルを堂々と貫きながら、老若男女が目にするテレビというメディアで自らのポジションを確立したみちょぱ。SNS上での人気もすさまじく、TwitterとInstagramのフォロワー数はどちらも100万人を突破している。“ギャル”という属性を前面に押し出した彼女が、なぜここまで幅広い層の視聴者から支持を得られているのだろうか。4月に著書『恋愛資本主義社会のためのモテ強戦略論』(実業之日本社)を上梓したモテコンサルタント・勝倉千尋さんは、「ギャルのイメージと、本人のまともさの“正のギャップ”」が高い好感度の大きな理由と分析する。「マイナスなイメージのものがプラスのイメージの要素を備えると、“正のギャップ”が発生して好感度が爆上がりします。ギャルというと“タメ口で態度が悪い”といったイメージもあるかと思いますが、みちょぱさんは親しみやすい言葉づかいでありながらも基本的には敬語で話しますし、無礼なこともせず、どんな相手に対しても丁寧な対応をされています。一般的なギャルのイメージと、実際のみちょぱさんの常識的で端正な言動のギャップが、彼女ならではの不思議な魅力を生んでいるのでしょう」(勝倉さん、以下同) 去る4月2日には、テレビ朝日系のトークバラエティ番組『アメトーーク!』で「みちょぱスゴイぞ芸人」が放送された。その内容は、みちょぱと共演した芸人たちがトークスキルやバラエティタレントとしての資質を称えるというもの。とりわけ、ずんの飯尾和樹やオアシズの大久保佳代子が強調していたのが、彼女の“相槌”の秀逸さだった。「おじさんは話を聞いてくれて、自分に興味を持ってくれることが嬉しい」(飯尾)、「ノリがちょうどいい。転がしている感を見せずにアシストができる」(大久保)といったように、共演者たちは口々にみちょぱのハイレベルな傾聴力やリアクション力について証言。“モテ”の専門家である勝倉さんから見ても、そのスキルは並大抵のものではないようだ。「絶妙な反応で相手の話をぐんぐん引き出して、トークを盛り上げる技術は卓越しています。ギャルキャラということを勘案し、少し馴れ馴れしい印象もあえて演出しつつ、一方で相手を不快にさせない距離感の測り方もプロの技ですね。そのバランス感覚が、視聴者や共演者を魅了し、番組的にも重宝される武器になっていると思います」 勝倉さんによると、みちょぱの相槌には大きくふたつの特徴があるという。「ひとつ目は“否定しない”ということ。相手の意見に対して、まずは『うんうん』『そうなんだ』と受け入れたうえで、自分はそのあとに発言をしています。これによって相手は話しやすくなりますし、続くみちょぱさんの言葉が反対意見だったとしても、すんなりと受け止めることができるのです。 そしてもうひとつは、“リアクションが濃い”ということ。みちょぱさんは他人の話に対して、じつに楽しそうに、興味深そうな反応を示しています。人間は自分が一番好きなものなので、興味を持ってくれる相手には好印象を抱きやすい傾向があります。ごく自然に『あなたの話をもっと聞きたい!』と伝えてくれる“相槌力”の高さも、みちょぱさんが多くの人に愛される理由ではないでしょうか」 また『アメトーーク!』では、アンガールズの田中卓志によるみちょぱへの“セクハラ発言”も波紋を呼んだ。他の芸人も「みちょぱは下ネタへの対応がいい」という形で便乗したことで、テレビ業界の時代錯誤感や女性蔑視的な思想が浮き彫りになり、SNS上では田中のほか番組制作陣への批判の声があがった。 ナインティナインの岡村隆史によるラジオでの発言と同様に大きな炎上となってもおかしくなかったところだが、みちょぱは放送翌日に〈セクハラやらなんやら心配の声が届いてますが、あたしは嫌だと感じたら嫌と言える人だから言ってないってことは嫌だとは思ってないってこと!〉とツイート。〈そりゃあ気持ち悪 とはなるけど本気で言ってくる人なんてあたしの周りにいない 笑〉と田中の失言をフォローした。ことの是非はさておき、SNSの使い方についても、いかにもデジタルネイティブ世代らしい手練れた印象を与える。 21歳という年齢でありながら、みちょぱはさまざまな思惑がうごめく芸能界の荒波をしたたかに乗りこなしているようだ。彼女が出演する番組を視聴する際には、共演者のポテンシャルを引き出す“相槌力”や、優れたバランス感覚に着目してみるのも一興だろう。●取材・文/曹宇鉉(HEW)
2020.06.27 16:00
NEWSポストセブン
田中みな実の原点となった伝説番組『女子アナの罰』の凄さ
田中みな実の原点となった伝説番組『女子アナの罰』の凄さ
 女子アナの個性に賭けた挑戦的な企画が、TBSで存在した。2012年から約2年間放送された伝説の深夜バラエティ番組『女子アナの罰』だ。女子アナウォッチャーの丸山大次郎氏が語る。「“人気のないTBSの女子アナを愛のある罰ゲームで素敵なアナウンサーへ導く”という斬新な番組で、女子アナファンにはたまらないと高視聴率でした。 罰ゲームで女子アナの額に“メス犬”といたずら書きするなど、“ここまでやるか!”と毎週ヒヤヒヤ観ていました。彼女たちをイジるMCのサンドウィッチマン・伊達みきおと大久保佳代子の容赦のなさが良かったですね」(丸山氏、以下同) 容姿端麗な女子アナにコスプレをさせたり、「街頭人気調査」で同僚同士が人気を競い合うなど女子アナを“タレント”として扱う内容が注目を浴びた。異例の人気からDVD化も果たし、思惑通り女子アナの知名度向上に大いに貢献した。「若手アナにそれぞれのキャラを定着させたのが大きい。林みなほアナは身長をイジられ、元アイドルで露出の多い私服を着ていた佐藤渚アナは“ズベ公”というあだ名を付けられていた。平成初期ならまだしも、すでにコンプライアンスが厳しくなっていた数年前としては攻めすぎでしたね」 そしてこの番組の恩恵を最も受けたのがあの“大人気タレント”だという。「一番目立っていたのはやはり田中みな実アナでしょう。彼女が姉御的な存在の先輩、加藤シルビアアナを人気調査で上回って小馬鹿にするというプロレス的な展開が視聴者の“女子アナ同士は仲が悪いのでは”という妄想を絶妙にくすぐっていた。私服や罰ゲームの対応まで一貫したブリッコキャラはタレント顔負けで、あの大久保さんを唖然とさせたほどです。今日の彼女の大活躍の原点とも言える番組ではないでしょうか」◆取材・文/河合桃子※週刊ポスト2020年6月5日号
2020.05.31 07:00
週刊ポスト
林みなほアナ サンド伊達と大久保佳代子の“イジリ”に感謝
林みなほアナ サンド伊達と大久保佳代子の“イジリ”に感謝
 2012年にTBSに入社し、2019年9月に退社した林みなほアナ。同局時代、数多くの番組に出演し、明るいキャラクターで視聴者から親しまれた彼女が、意外な弱みや素顔をさらけ出していたのはラジオだったという。林アナがTBS在籍当時を振り返る。 * * * TBSアナで唯一のひとり入社だったので、入社直後は本当に緊張しました。 そんな私の救いは、サンドウィッチマン伊達みきおさんと大久保佳代子さんのイジリでした。お二人がMCを務める『女子アナの罰』で、身長が170センチだからと「ジャイアント林」というあだ名をいただきまして(笑い)。同期もいない私に「キャラ」をくださってありがたかったです。 2016年にTBSラジオの橋本吉史プロデューサーと結婚する際には、披露宴でも司会をお願いするほど大切な番組でした。 そんなキャラは4年目で“進化”します。元高見盛関と食ロケするレギュラー企画を持った時に「大食いアナ」としてキャラ立ちさせようと気合が入り、8キロも増量しました(笑い)。 そして在籍時代、私にとってテレビと同じく大事だったのがラジオです。「ラテ兼営(同一の放送事業者がラジオ放送とテレビ放送の双方を行なうこと)」のTBSでアナウンサーとしてラジオが担当できる環境にいられたことは大きな財産です。ラジオでは時に心を丸裸にして会話ができるので、自分の性にも合っていました。 特にいじめで辛い経験をしたリスナーからの相談を、自分自身の経験も交えてお話ししたことは、今でも強く印象に残っています。 夫までTBSラジオで見つけたのに結婚以降はなぜかラジオの仕事がゼロ。オファーをお待ちしています!(笑い)◆取材・文/河合桃子※週刊ポスト2020年6月5日号
2020.05.30 07:00
週刊ポスト
“安倍親衛隊”の今後はどうなる?(時事通信フォト)
アベノマスク つけ続ける安倍首相とつけない閣僚たちの怪
 空中ブランコ、富士登山など、体験取材を得意とする女性セブンの“オバ記者”ことライター・野原広子(63才)が、世の中で起きる出来事にゆるくツッコミを入れる。今回のテーマは「『ゴリ押し』のはずが『見送り』って、結局のところ、なんなのよ!?」。 * * *『#検察庁法改正案に抗議します』 やけにモノ堅いことを小泉今日子がツイッターでつぶやいた、と聞いてネットを開いたら、浅野忠信、井浦新、大久保佳代子、城田優…以下続々。さらにはツイッターのフォロワーが523万人超えのきゃりーぱみゅぱみゅがこのハッシュタグを使って意思表明。わずか2日で投稿数が600万件超えって、仮に1人で何回も繰り返し投稿してたとしても尋常な数じゃないって。 そうなるとコメント欄での場外乱闘も激しくなって、きゃりーはとうとうツイートそのものを消去しちゃったけど、言い出しっぺの小泉今日子は、アベノマスクを「その汚らしさを具現化」「ここまでくると、怖い」と一歩も引かず。「芸能人が政治に口を出すの、好きじゃない」と言う人もいるけど、そう? 私はそう思わないわ。だってみんないままでたっぷり税金を払ってきた人たちだよ。それが仕事が減って、急に家に居だして、政治家のやること言うことに注目しだしたら、「はあ~?」と思わない方がおかしいって。 前にも書いたけど、自民党の幹事長だった安倍総理を政治資金パーティーで見かけたとき、体から発するオーラに圧倒されちゃってね。そのときの残像でつい、彼をひいき目で見ていたの。それが、緊急事態宣言が出た4月7日以降、テレビで彼を見ると怒りで血圧が上がるんだわ。 キョンキョンたちが反対している検察庁法改正案だって、ひどい話よ。これまで検察官の定年は63才と決められていたのに、お気に入りの黒川弘務東京高検検事長(63才)を手元に置いときたくて、定年延長を1月に強引に決めちゃった。それをちゃんとした法律にするために、国家公務員の定年を60才から65才に引き上げようという国家公務員法等改正案の中にまるっと入れた。この法律が動き出す2年後には、「内閣が認めれば、その年齢を過ぎても役職にとどまることができる」って、どんだけ黒川氏が必要なの!? 先の見えない不安でいっぱいの毎日を積み重ねているコロナ禍のさなかに法改正しようとするからには、よほどの理由があるんだな、と誰だって思うって。 立憲民主党の枝野幸男代表がそれを「火事場泥棒」と面と向かって罵ったのに、安倍総理にはヌカに釘。“元安倍シンパ”の私からすれば、「ちゃんと説明してよ」と思わず拳を握っちゃったわよ。 でも、立場が違えば見方も違ってね。逮捕されて検察官の取り調べをみっちり受けたホリエモン(堀江貴文さん)や元外務省職員の佐藤優さんは、「検察官は司法試験に合格しただけなのに権力を持ちすぎている。国民に選ばれた政治家が司法に口をはさめるようにした方がいい」と、検察庁法改正案に賛成なのよ。 私の身近にも、「黒川さんのことさえなければ、いい法案だったんだよ」と言う人はけっこういたのよ。国家公務員の定年延長だって、何年もかけて議論してきたんだって。でもそういう人も例外なく、最後は「なんで妙なものを入れたのか」って言うの。 でもって結局、法案見送り(5月18日時点)って何よ。なら最初からやるなって。思えば安倍さんって、しなくてもいいことをして、私たちを絶望のどん底に落とすんだよね。 その最たるものがアベノマスクだと思う。「4月17日から配り始めます」ときっぱり言ったのに、その日から1か月たったいまも、届いたのは一部の地域だけ。5月14日夕方に、「39県で緊急事態宣言を解除します」と記者会見したけど、マスクの“マ”の字も出やしない。466億円の出費を総理の一存で決めたんだよ。それもどうかと思うけど、マスクの輸入代理店に怪しげな会社が紛れ込んでるわ、マスクにも異物が紛れ込んでいるわ。それで検品作業にさらに8億円かけるって、「非常時だから」じゃ済まないって。 しかしこのマスク、いろんなものを見せてくれたよね。たとえば、金と号令だけじゃモノはできない、ということとか。アベノマスクをつけ続ける安倍総理の強情っぷりとか。その親分と同じマスクをつけた閣僚が1人もいなかったこととか。 それでも総理大臣断トツ1位の長期政権。これをおかしいって、いま声を上げないでいつ上げるのよ!※女性セブン2020年6月4日号
2020.05.23 16:00
女性セブン
芸歴10年目の女芸人が明かす「男社会で生き抜く難しさ」
芸歴10年目の女芸人が明かす「男社会で生き抜く難しさ」
 テレビで活躍する女芸人が増えてきている。2017年には『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)という、女芸人にスポットを当てた賞レースも始まり、業界内での注目度も高い。ただ、やはり芸人の世界で女芸人は少数派であり、女性が芸人としてやっていくにはかなりの覚悟が必要となるようだ。 女芸人のAさん(芸歴10年目)に話を聞いた。「私が芸人を始めた頃は今ほど女芸人は多くなかったです。当時は『女芸人=つまらない』と見られることが多くてライブではネタをまともに見てもらえずとても悔しかったのを覚えています。最近、バラエティで活躍する女芸人が増えてきてやっと市民権を得てきたようで、とても嬉しいです。『THE W』の存在も大きいと思います」(Aさん、以下同) 女芸人が男芸人と肩を並べて活躍できる時代になってきているが、それでも女芸人ならではの悩みがあるという。「男の芸人は『男芸人』とはあまり言われないのに、女の芸人だけ『女芸人』って言われていることに実はちょっと抵抗があります。『女性芸人』という呼び方をされることもありますが、やはり『女芸人』という言葉が一つのキャラみたいになっているんでしょうね。芸人は男社会だから仕方ないとは思っていますけどね。あと、女を捨てないといけない部分もあるけど本当に捨ててしまったらただの下品に見えてウケないし、女を残し過ぎるとそれはそれでウケないし……、難しいですね」 森三中(大島美幸、村上知子、黒沢かずこ)やオアシズ(光浦靖子、大久保佳代子)など、現在活躍している女芸人を見てみると、男芸人にはできない笑いの取り方をしており、女性としての魅力を残しつつ、うまく立ち振る舞っているように見える。ゆりやんレトリィバァやガンバレルーヤ(まひる、よしこ)など若手女芸人の活躍も目立っている。「女芸人のいちばん難しいところは妊娠出産だと思います。あれだけ体を張って笑いを取っていた森三中の大島さんが妊活で芸人を休業したのは衝撃でした。子育てしながらも前と変わらない芸風で活躍しているので尊敬しています。 実際、以前と比べて結婚、出産を考える女芸人は増えてきています。ライブの楽屋では女芸人が集まって婚活とかそういう話をすることもよくあります。芸人同士で実は付き合っているという若手も案外多いですね。そのまま結婚っていう人もいますし」 女性同士のコンビやピンで活躍する女芸人がいる一方、男女コンビも増えてきている。男女コンビの大きなメリットは女性役を本物の女性ができるということだろう。女装をすると一つハードルが上がってしまうが、男女コンビだとそれをナチュラルに演じることができる。女性目線を取り入れてネタを作れることも大きいだろう。 男社会ならではの苦労がある中、女芸人ならではのメリットを活かしながら、熾烈な生き残り合戦が続いているようだ。■文/矢口渡(芸人ライター)
2019.12.04 15:00
マネーポストWEB
芸人たちが大暴れ!テレビ局を舞台にお笑いバトルが勃発
芸人たちが大暴れ!テレビ局を舞台にお笑いバトルが勃発
1月2日に不定期に放送されているバラエティ特別番組「有吉の壁」が放送されます。https://twitter.com/ariyoshinokabe/status/1077567578539679749MCをお笑いタレントの有吉弘行さんとモデルの佐藤栞里さんが務める「有吉の壁」は今回で11回目を迎え、さらにパワーアップして放送。舞台をテレビ局に移しお笑いバトルを開催します。年明け一発目の出演者は友近さん、大久保佳代子さん(オアシズ)、中岡創一さん(ロッチ)、春日俊彰さん(オードリー)、三四郎、とにかく明るい安村さん、メイプル超合金、平野ノラさんら…他17組。放送は1月2日(水)午後11時から午前0時25分となっています。
2018.12.28 10:26
SNSのニュースメディア Insty
おぎやはぎ「ブステレビ」で感じた本格女性上位時代の幕開け
おぎやはぎ「ブステレビ」で感じた本格女性上位時代の幕開け
 ブサイクはエンターテインメントにしやすいが、ブスは難しいと言われる。ところが『おぎやはぎの「ブス」テレビ』(AbemaTV)は番組開始から1年半が経ち、常識を覆しつつある。なぜ「ブス」がテーマでもバラエティ番組として生きながらえているのか、イラストレーターでコラムニストのヨシムラヒロム氏が考えた。 * * * 人間関係が最も芳醇な時代は大学生の頃だろう。有象無象の飲み会が開催され“大学生”というだけで、何気無くそこに参加できた。趣味嗜好といった共通点がないまま、どうやって盛り上がっていたのか今となっては謎。ただ大学生ノリというもので全ては流れていったのだろう。 それは某W大学の飲み会に参加した時のこと……。宴会も中盤となり、席の移動が激しくなった刻。僕と女性の目がふと合った。初対面なので会釈し対面すると女性が口火を切った。「私、21年間彼氏いないんですよ~!」 一言目でコレである。面食らった僕は「そうなんですか」と味気ない返答をした。女性の攻勢は続く「だから、最近2次元に彼氏作ったんですよ~!」。 2次元に萌えるという感性がそもそも僕にはない。「はぁ」と曖昧な言葉と返すと、女性は何故かドヤ顏で「いるんですよね、こーゆーこと言うと引いちゃう人!」とかます。 かまし合うコミュニケーションを求めているんだ!と察した僕は「いやぁ、けど確かにモテなそうですもんね」とギャグ口調で返す。「アンタに言われたくないわ~!」なんてツッコミを期待したが、女性は想像外の大激怒。「もう帰る! 風呂帰って寝る!(本当に言った)」と離席してしまった。 その様相に目ざとく気づいたのが女性の友人達。ゾロゾロと集まり、怒り狂う女性を囲み、保護。先ほどのやりとりの話を聞き出し、怒りの連鎖が発生。女性陣は僕を睨みつけ「アンタってホントっ最低」と吐き「帰れ!」と叫んだのだった。 ちなみに上記の登場人物は全員ブスである。この騒動は全てブスがゆえに巻き起こった悲劇&喜劇だ。 第一、女性に21年間彼氏がいないのはブスだからだ。 仮に「私、21年間彼氏いないんですよ~」と美人が言っていたら、僕は「いや、顔カワイイからスグできるしょ!」と素直に返答するだろう。 ブスゆえにかますコミュニケーションをとる。普通の人はしない。怒りの連鎖しやすさもブスの特徴で、それはもう『ぷよぷよ』ようだ。 また、コチラもコチラである。男版のブスつまりブ男なので女性に不慣れ。とどのつまり相槌に工夫がない。イケメンなら上手く受け流し、他の席に移動しているだろう。 自分のブスな経験談について無我夢中で書いてみたが、実はコレ、最近ハマっている『おぎやはぎの「ブス」テレビ』(AbemaTV)なる番組の影響で。信じられないかもしれないが、AbemaTVの月9(月曜9時)はずーっとこんなテンション。『アメトーーク』ならぬ「ブストーーク」を繰り広げられている。 司会はおぎやはぎ、ひな壇に座るのは有名女芸人、若手女芸人、女優、一般素人。こう書けば、この女性陣に共通点がなさそう、しかし一見すれば誰でも分かる。全員ブス、『アウトレイジ』のキャッチコピー「全員悪人」を引用したくなるほどにブスが勢ぞろい。女性泥棒軍団が活躍する新感覚の映画『オーシャンズ8』よろしく、日本のテレビ史上初のブスが主役を務めるブルーオーシャンな番組、それが「ブステレビ」なのだ。「ブスの、ブスによる、ブスのための番組」がコンセプト。番組説明欄には、世間にあふれているのは美人やリア充向けの情報ばかり……、でもちょっと待ってほしい!世の中「ブス」の方が多数派でしょ!「ブス」のいうことに耳を傾けやしない世の中に「ブス」のホンネをお届けします!と記載。1時間番組内ではゲシュタルト崩壊してしまうほど「ブス」というワードが連呼される。 こうやって書き出してみれば、ただのバラエティ番組だが「ブステレビ」は意外と芯食っている、つまり核心をついている。抉り出されるのは社会で横行する顔面格差問題。毎度、女性陣はブスがゆえに起こったエピソードを語る。僕はそれを聞くたびに身近な差別について思う。近さの所以は、自分自身が差別をしていると自覚しているからだ。 過去、自分がブスを軽んじてしまったシーンを喚起し、鬱。またその逆もあり、ブサイクな自分ゆえに辛酸を舐めたことも思い出し、ナーバスに。 ネガティブキャンペーンのようなことを書いてしまったが、「ブステレビ」はそれだけじゃない。出演するブスは総じて皆タフ。悲しい経験談も明るく、面白く、朗らかに語る。それが大変清々しく、視聴者の罪を救う。ブス様様、ブスが女神に見えてくる番組なんだ、マジで。 SM好きの女優ブス、処女の個性派ブス、性欲旺盛なブスといったブスのオールスター軍団が出演する『ブステレビ』ではあるが、そのなかでも突き抜けているブスが宇佐麻衣だ。普段はOLとして働く一般人。しかし、番組で行われた企画「ブス総選挙」で並み居る強豪を押させて1位を獲得。番組内ではブス女王・宇佐と称される。見た目のブス度はたいしたことないが、心のブス度は追随を許さない。 ブス界のレジェンド、大久保佳代子が話していても「宇佐はね!宇佐はね!」と話に割って入る。あるブスが過去アイドルオーディションに参加したことがあると経験談を語れば「本当に自重すべき!」と何度も貶す。おぎやはぎは「芸能界にはいって色々な話を聞いたけど、お前の話が一番気分悪くなる」と宇佐についてコメントを残した。 しかし、自らの主張を曲げることはない宇佐はある種の格好良さを持つ。番組内で忘年会を行った際、ブスの人間性を調査するために「会費は3000円~0円まで」と会費を自由性にした。それぞれに封筒が渡され、ブス陣は好きな額をいれていく。 忘年会のVTRを受けて、封筒には仕掛けあり、誰が幾ら払ったかを分かるシステムになっていたとスタジオ。当然、払った値段を公表していく流れとなる。小銭にだけという人もいたが、大方のブスは1000円以上払っていた。まぁコレが社会人として普通の感覚だろう。 しかし、女王・宇佐はここでも王者の風格を見せる。小木が封筒を開いたところ、なんと1円すら入っていない。宇佐は他のテーブルに乗り込んで、肉を掻っ払うスタイルで忘年会をやっていた、それなのにだ!「0円~3000円からまで言ったんだから0円でいいんだよ!」と悪びれることもない宇佐。これを受けて、流石の矢作も「これが宇佐のすごいところなんだよ」と白旗を上げる。 ブスさも天下一品だが、タフさ一流、これだから宇佐麻衣はすごい。 そんな女王・宇佐がふと話したブスエピソードが興味深かった。 宇佐「コンビニとかで700円分買えばくじを引けるキャンペーンがあるじゃないですか。美人が客で680円分の買い物をした場合、店員が『あと20円分買えば、くじ引けますよ!』と声をかけるんですよ。けど、宇佐が買っても声かけてくれないんですよ!」 書店で働く友人にこの話をしたところ「確かに!俺も美人がきたら『カード作りませんか?』とオススメしちゃいますもん!美人と1秒でも長く接していたから」と語っていた。 些細なことだが、美人とブスの差が如実に分かる話である。 しつこく書くが『ブステレビ』に出演するブス達は強くたくましい。どんなことでも凹まない。「雨ニモマケズ」ではなく「ブスデモマケズ」。そして、今日とてワンナイトラブチャンスを狙っていることだろう。『ブステレビ』での常識は、男が女を抱くのではなく、女が男を抱く。番組を見て、僕は本格的な女性上位時代の幕開けを感じた。 こうしてコラムは終わるのだが、〆は毎回『ブステレビ』で叫ばれる番組の全てを表すコールで締めたいと思う。「ブスだって幸せ!」
2018.09.09 07:00
NEWSポストセブン
竹内涼真の新たな魅力を発見できる作品となった
出演者の人選とバラエティ企画 W杯特番に飛び交う賛否の声
 日本代表が決勝トーナメント進出を決め、盛り上がるサッカーW杯。テレビでも、ワールドカップ特集が花盛りだ。しかし、内容によっては視聴者から批判を集めるものも。コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが各局のW杯特番について解説する。 * * * 日本代表の躍進とともに、サッカーワールドカップロシア大会のテレビ中継が注目を集めています。盛り上がっているのは、連日の試合中継やダイジェスト番組、試合前の応援番組だけではありません。 報道・情報番組で長い時間を割いて、ワールドカップの特集を組んでいるのです。特筆すべきは、民放各局が朝から夕方まですべての報道・情報番組で特集が組んでいること。主な視聴者層が主婦や中高年であるにも関わらず、サッカーの専門的な特集を連日放送しているのは異例の状況と言っていいでしょう。 なかでも気になるのは、キャスター・ゲスト・解説者の人選と、特番の企画。各局の狙いが見えるとともに、視聴者から賛否の声が飛び交い、明暗が分かれつつあるのです。◆サイドストーリーとバラエティー企画に賛否 各局のキャスターは、サッカー番組の出演者やサッカーフリークなど、視聴者のイメージに合致するタレントをそろえました。 テレビ朝日は、サッカー番組の顔である矢部浩之さんと川平慈英さんの2人に加えて、中継プレゼンターに村上信五さんを抜てき。日本テレビはメインキャスター・手越祐也さんとスペシャルキャスター・明石家さんまさんのアイドル+芸人というバラエティー色の濃い布陣。 TBSはメインキャスターに長年『スーパーサッカー』のMCを務める加藤浩次さん、スペシャルサポーターにかつて本気でプロを目指していた竹内涼真さんを指名。スポーツ番組への出演が少ない旬の若手俳優を起用して、フレッシュな風を吹かせています。 フジテレビはMCにジョン・カビラさん、NHKはスタジオキャスターにJリーグ名誉マネージャーの佐藤美希さん。ともにサッカーファンにはおなじみの2人であり、キャスティングに違和感はありません。 佐藤さんが何度か言い間違いをしたことで、ネガティブな声も挙がりましたが、もともと日本サッカー界への貢献度が高く必然性のあるキャスティングのため、大きな影響はないでしょう。それよりも、視聴者から賛否の声が飛び交っているのは、ゲストや特番に関することだったのです。 テレビ朝日は、試合のハイライトを見せる番組のゲストに綾小路きみまろさん、あき竹城さん、大久保佳代子さん、指原莉乃さんを迎え、「ワールドカップ珍事件簿」「初心者サッカー講座」「イケメン総選挙」「知られざるちょっとイイ話」などを放送。今大会からかけ離れたバラエティー色の濃い企画が、サッカーファンからの批判を集めてしまいました。 日本テレビは、日本代表の試合直前に特番を放送。ゲストに桐谷美玲さんらを迎え、丸山桂里奈さんによるパブリックビューイング会場のレポートに加え、「本田圭佑はロシアでどれほど有名か?」「現地の占い師が勝敗予想」「大迫ハンパない伝説」「妻・平愛梨が見た長友佑都」「乾貴士、息子との約束」などを放送しました。いずれも日中のワイドショーで放送している企画とほぼ同じだけに、視聴者の反響は今一つのようです。 フジテレビは、小柳ルミ子さん、六平直政さん、JOYさんら芸能界のフリークを招いて、熱いサッカー談義を交わす形を採用していましたが、日本vsポーランドの試合前特番では一変。『奇跡体験!アンビリーバボー』とのコラボ企画としてバナナマンや剛力彩芽さんが登場し、「両国代表のアンビリバボー伝説」「アンビリバボーなキャプテン対決」などの選手にフォーカスした企画を放送しました。 このようなサイドストーリーやバラエティー色の濃い企画が、「どうでもいいネタばかり」「サッカー番組に笑いはいらない」などの厳しい声を受けているのです。さらに、試合を振り返るハイライト番組も、試合に向けて盛り上がる事前特番も、ワールドカップに関する実質的な放送時間は1時間程度。しかし、各局ともサイドストーリーやバラエティー色の濃い企画を加えて約2時間の長時間特番にしたことで、視聴者に冗長なイメージを抱かれてしまったようなのです。 その点TBSは、29日に新旧日本代表選手の人生を追跡する特番を放送しましたが、これは独立したスポーツドキュメンタリー番組の形であり、他局のようなバラエティー色も薄め。その他の番組でも、竹内涼真さんの真摯な現地密着レポートなど、ワールドカップにクローズアップしてタレントが表に出ないものが大半を占めているため、視聴者の声はおおむね好評です。◆サッカー解説者の需要が急増 今回のワールドカップで、もう1つ注目されているのは、各局のサッカー解説者。日本の躍進にともない、サッカー解説者の需要が急増していますが、その人選が興味深いのです。 アジア予選を放送するなど、日ごろからサッカー中継の多いテレビ朝日は、セルジオ越後さん、松木安太郎さん、中山雅史さん、中田浩二さんとおなじみの顔ぶれに、ゲスト的な立ち位置で、西野朗監督とのつながりが深く、バラエティーでの活躍が目立つ前園真聖さんを起用するなど、ひと工夫が見られます。 日本テレビは、北沢豪さん、城彰二さん、都並敏史さんらの常連に、現役選手の中澤佑二さん。TBSは、福田正博さん、戸田和幸さん、鈴木啓太さん、中田浩二さんらおなじみの顔ぶれに現役選手の松井大輔さん。両局は似たスタンスであることが分かります。 一方、フジテレビは、清水秀彦さん、山口素弘さん、鈴木隆行さんとおなじみの顔ぶれに加えて、スタジオに川口能活さん、リトバルスキーさん、田中マルクス闘莉王さん、宮本恒靖さん、永島昭浩さん、ラモス瑠偉さんを招くなど、まさに数で勝負。多くの解説が聞けることで、多くのサッカーファンを喜ばせています。 NHKは、岡田武史さん、水沼貴史さん、早野宏史さん、山本昌邦さん、ラモス瑠偉さん、宮沢ミシェルさん、名良橋晃さん、森岡隆三さん、福西崇史さん、藤田俊哉さん、岡野雅行さん、巻誠一郎さん、市川大祐さん、石川直宏さんらを日替わりで起用。さらに現役選手も遠藤保仁さんから、東京五輪世代の小川航基さんや遠藤渓太さんらを起用するなど、すべての世代をカバーするようなバランスのいい人選が目を引きます。◆サッカー解説者のサバイバルマッチ レジェンド、ワールドカップ経験者、現役選手まで、その人選は多彩ですが、サッカーファンも、そうでない人も、「的確でわかりやすい」「親しみやすく、無意味な毒がない」解説を求めているのは同じ。日本代表が活躍している現在は、「朝から夜までサッカー解説者が番組をハシゴ出演している」という状況になっていますが、ある民放の番組スタッフは「ただ起用しているのではなく、彼らのトークを見極めている」と言っていました。 今後、決勝トーナメントで日本が敗退したら、必然的にサッカー解説者の数は絞られていくでしょう。その意味で、一気に解説者の数が増えた今回の大会は、彼らのサバイバルマッチでもあり、解説者も生き残りを賭けた決勝トーナメントを戦っていくのです。 勝ち進むほど、報道・情報番組でのコーナーが増え、新たな特番も企画されるなど、彼らの仕事が増えるのは確実。それだけに、日本代表が勝ち続けることを一番願っているのは、もしかしたら視聴者よりもサッカー解説者なのかもしれません。【木村隆志】コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月20本前後のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』『TBSレビュー』などの批評番組に出演。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動している。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』『独身40男の歩き方』など。
2018.06.30 07:00
NEWSポストセブン
とんねるずに「見送りの拍手はいらない」と語る識者の真意
とんねるずに「見送りの拍手はいらない」と語る識者の真意
 3月いっぱいで30年の歴史に幕を閉じる『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)。とんねるずをデビュー直後から見てきたコラムニストのペリー荻野さんが改めて「みなおか」の凄さについて考察する。 * * * 最終回に向けて、『とんねるずのみなさんのおかげでした』は、名物企画のファイナル版を放送している。すごいのは、ファイナルだから力が入っているというよりも、通常通り、または昔と同じにやってものすごく面白いってことだ。 芸人たちのムダな特技を披露するという「ムダ・ベストテン」では、カンニング竹山が箱に手を突っ込んで平然と中身を当てるという特技でサソリをつかみ出して大騒ぎ。大久保佳代子は、早見優風のカツラとミニドレスで『夏色のナンシー』をイエイ!と歌いながら暗算をしてみせる。 栄えある第1位は、荻野目洋子が『ダンシングヒーロー』を歌い踊る後ろで水槽に沈んだ江頭2:50がどれだけいっしょに踊れるかを計測するという息止め特技。見事、息止め新記録を達成して、企画のファイナルを締めくくった。  しかし、この前の週に放送された『とんねるず大反省会』企画には、若干違和感を覚えたのも事実。これまでとんねるずにさまざまな被害を受けてきた芸人、スタッフが直接本人に文句を言うという1時間。思った通り、買わせる企画で1600万円ものポルシェを買わされたバナナマン日村やスキがあると石橋にバリカンでもみあげを剃られたノッチなどが苦情を連発。石橋に「ブス」と呼び続けられ、ついには鼻に詰め物をされた姿で歌まで歌わされたフジの山崎夕貴アナも「こんなに人生でブスって言われたことないです」と訴えていた。 最後に釣りやハワイなど水辺のロケのたびに木梨に水中に落とされ続けたADが「最後に憲武さんを落とさないことには」と、セット奥に用意した熱闘風呂に案内。だが、案の定、AD自身が突き落とされ、ゴルゴ松本ら芸人も落下。そして水浸しの男たちが勢ぞろいで振り向くとそろいのTシャツに「石橋ラブ」「木梨ラブ」「いつも本当に」「ありがとう」「とんねるず最高」と書かれているという仕掛けだった。  仕込み丸出し。高校の文化祭みたいである。だが、流れはそれでいい。もともと、とんねるずの芸風は、文化祭なのである。先生のものまねや買い食い、罰ゲーム、ズボンの脱がしあいや水に落としあいといった悪ふざけ、女子に平気で「ブス」と言い、かわいい子だけひいきするくせに、キャーキャー言われたいからステージにも立つ。こんな男子がそのままおとなになって、ダーイシやサブ北島になり、野猿もやった。私たちは彼らの体を張ったおふざけに「やりすぎだよ」と言いながら、爆笑してきたのだ。 違和感があったのは、そんな悪童であり続けたい彼らに「ありがとう」とメッセージを贈ったこと。とんねるずはずっと「いい人」になろうとはしていないからだ。お笑いタレントにとって「いい人」に押し込められるのは迷惑だ。それでも視聴者は「ああ見えて本当はいい人」と思いたがる。その圧力をはねのけ続けたことが、この番組のすごみだった。 東京でのデビューシーンは見損ねたが、『ビックリハウス』(※編集部注 1974年から1985年まで発行されたサブカル雑誌)の愛読者で長く彼らを見ていた私は、またしれっと冠番組を持つだろうと思っている。とんねるずに見送りの拍手はいらない。
2018.02.28 07:00
NEWSポストセブン
売れっ子キャスター新井恵理那 支持層は意外にも女性?
売れっ子キャスター新井恵理那 支持層は意外にも女性?
 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、売れっ子キャスター・新井恵理那の人気の秘密について。 * * * 平昌オリンピックが開幕してから、テレビ朝日では月〜金の7時20分〜30分の10分枠で、ハイライト映像を『情報まとめ 平昌オリンピック』として全国ネットしている。 つまり、普段なら自局制作の人気番組をオンエアしている名古屋テレビ(『ドデスカ!』)も、朝日放送(『おはよう朝日です』)も、九州朝日放送(『アサデス。KBC』)も「確定」と呼ばれる時刻になったら一斉にテレビ朝日と同じ映像に切り替わるのだ。 そのコーナーに毎回登場しているのが新井恵理那。テレビ朝日のスポーツ担当の男子アナと曜日コメンテーターは日替わりなのに、新井だけは唯一、通しで出ているのである。 同枠は、関東地区で横並びトップの視聴率を獲る日もある『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)内。女性出演者には「4姉妹」と呼ばれ、“早朝番組の顔”松尾由美子アナ、戻って来た島本真衣アナ、そして新井恵理那と、田中萌アナの卒業後に加入したニューフェイスの福田成美がいる。 新井は現在、同番組で主にスポーツとエンタメを担当しているので、『情報まとめ 平昌オリンピック』枠への出演は自然の流れと言えば流れなのだが、系列局のスタッフの中には「馴染みがない」「誰?」というリアクションも少なくなかったらしい。 新井恵理那は『2017年 番組出演本数ランキング』(ニホンモニター調べ)が発表されたときにも、各所で、そんなふうに言われたものだ。ハリセンボンの近藤春奈、オアシズの大久保佳代子、ホラン千秋に次いで第4位に名前を連ねた新井。 近藤が『スッキリ』(日本テレビ系)、ホランが『Nスタ』(TBS系)と帯番組に出演しているように、新井も『グッド!モーニング』に出演していることから同ランキングで強さを発揮したのだ。が、比較的、年配層に強い早朝番組だからだろうか。一部の女子アナマニア以外の視聴者に「4位 新井恵理那」はピンと来なかったようなのである。 だが、土曜日はビートたけし&安住紳一郎アナによる軽妙なやりとりが人気の『新・情報7days』(TBS系)で、お天気キャスターを担当。日曜夕方には『所さん お届けモノです』(MBS・TBS系)、月曜は『世界ナゼそこに?日本人〜知られざる波瀾万丈伝〜』(テレビ東京系)と、一週間、毎日レギュラーをもっている超売れっ子キャスターが新井恵理那。時間帯、曜日によって、キャラクターを微調整させる器用さももっている。 また、得意の弓道の腕前を活かし、『炎の体育会TV』(TBS系)にもイレギュラー出演。弓道着に着替え、凜とした表情で的を鮮やかに射る姿には数字がある。 加えて今期は、木村拓哉主演の『BG〜身辺警護人〜』(テレビ朝日系)にレギュラー出演。木村演じる島崎の息子・瞬(田中奏生)が毎朝欠かさず見ているニュース番組のアナウンサー、太田詩織役で出演している。ちなみに瞬は詩織ちゃんの大ファンという設定だ。 これも大抜擢と言っていい。テレ朝で言えば、同ドラマの完成披露試写会でMCを務めた『羽鳥慎一モーニングショー』の宇賀なつみアナだったり、木村の先輩、東山紀之がメインキャスターを務める『サンデーLIVE!!』などで売り出し中の山本雪乃アナあたりでも話題性は高かったのではないか。でも、新井恵理那に白羽の矢が立ったのである。 新井といえば、先日、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に出演した際、青山学院大学在学中にミス青学のグランプリに選出され、セント・フォースにスカウトされたという経歴が説明された。 同年、他大学のミスコンでファイナリストになってアナウンサーとなった女性によれば、「新井さんは、目立ち方も、持てはやされ方も、当時から、ちょっと別格だった」という。 件の『行列〜』でグランプリ時の画像を見たが、確かに格段に美人。いまよりメイクがケバいようにも見えたが、セント・フォース系列のプロダクションに所属したことで、万人ウケするヘアメイクに修正されたと思われる。 在京局の女子アナのプロフィールに「ミス〇〇」が多いことは、皆さんもご存じだろう。ふた昔ほど前までは、次のステップが『週刊朝日』の「紀信の表紙」“女子大生シリーズ”だったが、セント・フォースの青田買いが盛んになってからは、局アナの試験を受け始める前にセント・フォースに所属する女性キャスターが多く、なかでも新井恵理那はトップランク。 セント・フォースのキャスターが多数出演していることから“ライバル”が多い日本テレビやフジテレビではなく、テレビ朝日の帯番組でレギュラーをもったことも功を奏したのか。さらには、米国生まれ、神奈川育ち、ミス青学、セント・フォース…と、常にど真ん中を歩んできたせいなのか、新井は「私が、私が」と、しゃしゃり出るタイプでは全くないのである。 ミスコンにおいても、熾烈な争いや足の引っ張り合いがあることは、新井の事務所の後輩で、グラビアもやる伊東紗治子(さやこ)が『躍る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)で明かしてくれた。近畿大学でミスになった伊東に対し、「ミスコンなんて」と陰口を叩いていた女性が、わざわざ一年卒業を遅らせてまで翌年のミスコンに出場した…という怖〜いエピソード(苦笑)。 一方、新井恵理那は、『〜御殿!!』に初出演した際、自身のルックスについて、「上には上がいる」と言い、「美人」として括られることに本気で疑問をもっているようだった。 もっとも、共演していた女芸人らからはブーイングが起こったし、昨秋も「さんまさんのせいで好きな人ができない」「理想が高まった」「面白い人じゃないとダメ」と話し「ビジネストーク」とネットも騒がせた。 同番組のスタッフの一人としては、VS女芸人で鮮やかな活躍をみせていた伊藤綾子のような役割と展開を期待していていたのが、地方局の女子アナから全国ネットにのし上がってきた伊藤と、最初から在京局で活動していた新井とでは、キャラクターも野心も全く異なっていたのである。 しかし、彼女と仕事をしたことがないため、これまでのことを知らない人たちの中には、“女”を使ってのし上がってきた…と色眼鏡で見るフシがなきにしもあらずだ。実は意外にも男性業界人からも、そういう声が聴かれたものである。 そんな中、「いや、全然違う」と言うのは女性の業界人や、彼女と共演したことのある女性たち。 先日は、某女性アスリートからも、運動歴を理由にロケにやってきた新井が「どうかと思うぐらい空振りばっかりで、『ホントに、やってた?』ってカンジだったんですが、真剣さがすごく伝わってきて好感がもてた」と聞いた。同じ場所で、その話を聞いていた複数の女性業界人も「チャラチャラしたり、かわいこぶったりするようなところは一切ない」「常に立場をわきまえている」「体育会系」と彼女の仕事ぶりや人柄を評価していた。 今年、さらに出演番組本数を増やしそうな新井恵理那人気を支えているのは、実は業界の女性たちなのかも。30代に突入する彼女が、新たにどんな仕事にチャレンジしていくのか、楽しみに見守りたい。
2018.02.18 07:00
NEWSポストセブン
ブルゾンや渡辺直美 女芸人メイクが支持される理由
ブルゾンや渡辺直美 女芸人メイクが支持される理由
 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、変わりつつある女芸人の地位について考察。 * * * 昨年、大ブレイクしたブルゾンちえみや、“インスタの女王”渡辺直美、登美丘高校ダンス部による“バブリーダンス”のブレイクに貢献した平野ノラら、若い女性にメイクを真似される女芸人が増えている。 太くて目尻までハネさせるアイラインや真っ赤な口紅が特徴のブルゾン。ピンクのチークや、本来の輪郭より大きく描き、グロスたっぷりなリップが印象的な渡辺。そして、バブル時代の作り込んだメイクの平野は、いずれも「メイクしている」と誰もが認識できる、濃い目なメイクである。 他にも、チークがアイコンのガンバレル―ヤ、ゆりやんレトリィバァなど、“扮装”に近いメイクの女芸人に勢いが感じられる。 かつては、アジアンの馬場園梓に代表される“おしゃれ女芸人”に注目が集まっていた。コンセプトは原色使いだったり、柄同士の組み合わせで、大阪では「アムラー」ならぬ「ババラー」なる女子が多く居たものだ。思えば、それらは、イマドキの若手カリスマモデルたちと同じワザである。 あれから10年ほどが経ち、いま、女芸人は「おしゃれであることが当たり前」になっていて、続いて注目されているのがメイクなのだ。 いまのアラフォーやアラフィフが若かりし頃、ナチュラルでコンサバな男子ウケの高いメイクをしていたのに対して、いまの若い女性たちはモード系の「作り込んだ」メイクを好む。そんな彼女たちにとって、女芸人らのメイクは、模範的であるようだ。 実は、アラ還以上の女性たちには、しっかりメイクをしている人たちが多い。眉にアートメイクを施した最初の年代も、つけまつげに最初に手を伸ばしたのも、太目のアイラインを引いたのも、この年代。1960年代から70年代の歌手や女優の“しっかりメイク”を真似ていたからだと思う。 大相撲の問題で、その発言がメディアを騒がせた池坊保子氏や、石原慎太郎氏にズバリ「厚化粧」と言われた小池百合子東京都知事などもその年代。同性でもあり年代も近い筆者から見ると、ことさら濃いメイクであるようには思えないが、オジサンを中心に、男性からは批判の対象になっている。 美容雑誌などに度々記されているのは、「女性は、自分がいちばん輝いていた時期のメイクで止まってしまっている」ということ。“輝いていた時期”とは、若かりし頃を指しており、そのときにしていたメイクを、年齢を重ねても、やり続けているというのだ。 それは、メイクを覚えたての時期にも重なり、当時のトレンドのまま、眉の太さから頬紅を入れる位置、アイシャドーや口紅の色などを変えていないという意味。髪型や服装は何とかトレンドに合わせるものの、メイクだけは、覚えているままに指を走らせ、鏡の中の自分が「もっとも落ち着く顔」が完成形である。 そんな中、旬の女芸人によるメイクを真似する若い女性は、「トレンドを押さえている」という感覚のようだ。 今いくよ今くるよさんの昔から、女芸人は濃いメイクをツッコミ合っていたものだが、その流れがずっと続いていたワケではない。 たとえば、オアシズの光浦靖子や大久保佳代子、いとうあさこ、そして森三中、アジアンの隅田美保など、アラフィフ、アラフォーの女芸人はナチュラルメイクが主流である。 柳原可奈子が出てきた頃、「デブなのにネイルしている」「デブなのにメイクしている」と本気で驚いていたのは森三中の村上知子だ。 実際、柳原は、メイクにもっとも時間をかける女芸人として有名で、髪は局メイクさんに任せるものの、メイクは自前で、1時間は鏡に向かっているだろうか。 あまり知られていないが、女性タレントの大半には専属のメイクさんが付いていて、メイクはメイク室ではなく、それぞれの楽屋で行われている。 が、女芸人はセルフメイクゆえ、バラエティー番組の収録時、局のメイク室は彼女たちで溢れかえる。 柳原のような正統派メイクも、ブルゾンや平野のような扮装に近いメイクを施すのも自分。当然、メイクのテクニックはどんどん上達していき、見ていて特に驚くのは、彼女たちの眉メイクが上手いことだ。 もともと、眉を描くのが当然という時代に“お年頃”を迎えた彼女たち。パウダーやペンシルを使って、美しい眉を自分で描いている。たとえば渡辺直美の眉を見ていただきたい。カーブといい、長さといい、色といい、すべてが完璧なのである。 モードを取り入れ、多色使いの華やかなファッションに合うのは、やはり色をたくさん使った“女芸人メイク”。 繰り返しになるが彼女たちはセルフメイクなので、プロのメイクアップアーティストのテクニックとは異なり、真似もしやすい。その上、使っている化粧品もドラッグストアで売っているようなプチプラコスメばかりなので、そこも若い女性たちには、すぐに取り入れやすい理由だろう。「なりたい顔」は、この3年、石原さとみだというし、すべての年代の人が「もっとも美人」と認めるのは北川景子であることは確かだ。 が、美形というワケではなく、特徴的な顔立ちや、決していいとは言えないスタイルなのに「頑張っておしゃれしている」女芸人に好感が集まっているのは事実なのである。 背景には、昔と違って、「イタイ」と思われない、女芸人たちの地位向上もある。 かつて、男の芸人にドラマや映画出演のオファーが殺到したようなブームが女芸人にも来ているし、だいたひかる、鳥居みゆきのように“笑い”以外のジャンルで頭角を現している女芸人もいる。 ファッション、メイクときて、次は女芸人の生き方が真似されるようになるのかも。時代は変わりつつある。
2018.02.10 07:00
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左から主演のオースティン・バトラー、妻役のオリヴィア・デヨング、バズ・ラーマン監督、トム・ハンクス(EPA=時事)
『トップガン』『エルヴィス』大ヒットが示すアメリカの“昭和ブーム”
NEWSポストセブン
TBS・安住紳一郎アナウンサーの魅力の源は?(時事通信フォト)
TBS安住紳一郎アナ、恩師や先輩アナが明かす“天才的なしゃべり”“のスキル
週刊ポスト
判決が出る前に謝罪動画をYouTubeに公開していた田中聖(公式YouTubeより)
出身地を隠さないアイドルだった田中聖 罪を償い寛解したなら帰る場所はある
NEWSポストセブン
眞子さまの箱根旅行のお姿。耳には目立つイヤリングも(2018年)
小室圭さんの妻・眞子さん 華やかだった4年前の「箱根・女子旅ファッション」
NEWSポストセブン
メディアの前に久しぶりに姿を現したブラザートム(撮影/黒石あみ)
ブラザートムが不倫騒動・事務所独立からの今を語る「娘にはよくハガキを書いてあげるんです」
NEWSポストセブン
小室圭さんと眞子さん
小室圭さん妻・眞子さんがNYで行きつけのスーパーから見えてきた“妻の気遣い”「日本でいえば『成城石井』」 
NEWSポストセブン
結婚し、日本メディアが情報をキャッチしづらいNYで、デイリーメールが追跡取材(写真/JMPA)
小室圭さん・眞子さん夫婦が「離婚で終わったとしても…」英デイリー・メールが報じた「茨の道」
NEWSポストセブン
高橋真麻
高橋真麻「おでんの卵8個食べても太らない」女性が憧れる美スタイルの理由
NEWSポストセブン