もともと、番付が下がることのない横綱は常に「引退」の2文字を背負っている。だからこそ、最高位としての重みがある。
優勝32回を誇る大鵬は、新進気鋭の小結・貴ノ花に寄り倒されて引退を決断し、同31回の千代の富士も当時19歳の貴花田(後の貴乃花)に寄り切られた場所に、潔く土俵から退くことを決めている。
そうしたことを踏まえれば、稀勢の里に突きつけられる“綱の条件”が限りなく厳しいのは、当然だ。
※週刊ポスト2018年9月21・28日号
もともと、番付が下がることのない横綱は常に「引退」の2文字を背負っている。だからこそ、最高位としての重みがある。
優勝32回を誇る大鵬は、新進気鋭の小結・貴ノ花に寄り倒されて引退を決断し、同31回の千代の富士も当時19歳の貴花田(後の貴乃花)に寄り切られた場所に、潔く土俵から退くことを決めている。
そうしたことを踏まえれば、稀勢の里に突きつけられる“綱の条件”が限りなく厳しいのは、当然だ。
※週刊ポスト2018年9月21・28日号