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石破茂氏の妻、「夫は真剣になりすぎると怖い顔に」が改善点

夫の“問題点”について語る石破佳子さん

「次の総理」を巡って安倍首相に挑戦する石破茂氏(61才)は、永田町で知る人ぞ知る「愛妻家」だ。大学での出会いと一目惚れ、銀行員から政治家への転身、料理好きでアイドルオタクという素顔、そして、ファーストレディーという重責。妻・佳子さん(62才)が初めて語った。

 1986年の衆院選に石破氏は初出馬。東京出身の佳子さんは、夫の地元・鳥取で慣れない選挙活動に奮闘した。

「お正月の作法ひとつとっても、東京と鳥取では全然違います。方言も、相手のかたにお酒が入るとまったく理解できなくて。冗談を言われても、私はポカンと(笑い)。選挙区の隅々を回り、『石破の妻でございます』と挨拶しました。体力的に厳しくホームシックになりましたが、周りの支えで頑張れました」

 石破氏は初当選を果たす。以降、夫婦は二人三脚で政界の階段を一歩ずつ上り、首相候補にまでなった。安全保障に詳しく、憲法改正や集団的自衛権に積極的なことから「タカ派」と目される石破氏だが、家庭内では“ハト派”だ。

「夫は“外弁慶”なんでしょうね。外では厳しく言うこともありますが、家庭ではとにかく穏やかな人です。毎日、仕事帰りには“これから帰るよ”と電話をくれますし、休日はスーパーまで運転してくれ、私の誕生日にもプレゼントは欠かしません」

 そう言って笑顔を見せる佳子さんの胸元には、夫から贈られたネックレスが光る。

「私は『茂さん』と呼び、夫は普段は私の名前を呼ぶことは少ないですが、何か頼みごとがあるときだけ『よっちゃん』と呼びます(笑い)。あまり会う時間がない分、何かあれば『いつもありがとう』と声もかけてくれます」

 政界で、石破氏といえば「カレー」だ。自民党のイベントでは屋台を出して、自らが調理したこだわりのオリジナルカレーを振る舞う。

「小泉内閣で防衛庁長官になった40代の頃、東京での夫の単身赴任生活が長く、料理を始めたんです。最初に恐る恐る作ったのは目玉焼き2つ。そのうち、『たけのこご飯が食べたい』と電話があったのでレシピを教えたら、『ご飯はどうやって炊くの?』って(笑い)。何とか作ってみたものの、硬くて失敗。そしたらなんと、その日にもう一度作り直したんです」

 そう言って佳子さんは、こうつぶやいた。

「いくら“凝り性”でも、そこがすごくないですか?」

 後日、佳子さんは冷凍されていたその日のたけのこご飯を振る舞ってもらったという。 “再挑戦”を好む石破氏が挑む今回の総裁選は、熾烈な戦いだ。特に安倍陣営の追い込みは厳しく、一部週刊誌では、選挙後に《石破氏やその仲間の議員たちは永田町から追放される》などと報じられた。

 佳子さんは肩をすくめる。

「どこに追放されるのでしょう(苦笑)。報道には驚きますが、まさかそんなことにはならないと信じたいです」

 厳しい戦いにも、夫婦の決意は固い。

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