国際情報

中国の幼稚園「国旗掲揚のポールでダンス」ネット民が大騒ぎ

幼稚園の開園式で騒動勃発

 ひと昔前に比べれば、ダンスは完全に市民権を得たといっていい。だが、わきまえるべきTPOはやはりある。中国の情勢に詳しい拓殖大学海外事情研究所教授の富坂聰氏がレポートする。

 * * *
 不届き者の仕業なのか。9月3日付『澎湃新聞』によれば、深圳市のある幼稚園の開園式でその事件は起きたという。北京のメディア関係者が語る。

「実は、その式の中で国旗を掲揚するためのポールを使い、ポールダンスが披露されたのです。舞ったのは外から招いたプロで、黒い衣装で短パンというスタイル。太もも露わだったということで、それを見た保護者は驚いたそうです」

 当日の現場には3歳から6歳までの子供約500人と約100名の保護者がいたというが、保護者の中には、「もうこんな園には子供を入れたくない」と憤り、「ただちに退園する」と園長に激しく詰め寄る父兄もいたという。大荒れの入園式となったようだ。

 そして、この日の動画がネットに流れると、これまたネチズンが大騒ぎするという騒動となった。

「園のほうでは園長が『子供たちにいろいろなダンスを見せたかった』と説明しましたが、それで納得するわけはないですよ」

 と前出のメディア関係者が語る。

 実際、園では中国の伝統的な舞踊からさまざまなプロを招いていたというが、父兄たちの間では、なぜ唐突にダンスばかりを見せられるのか、という疑問が拭えなかったようなのだ。

関連キーワード

トピックス

伊藤沙莉は商店街でも顔を知られた人物だったという(写真/AFP=時事)
【芸歴20年で掴んだ朝ドラ主演】伊藤沙莉、不遇のバイト時代に都内商店街で見せていた“苦悩の表情”と、そこで覚えた“大人の味”
週刊ポスト
総理といえど有力な対立候補が立てば大きく票を減らしそうな状況(時事通信フォト)
【闇パーティー疑惑に説明ゼロ】岸田文雄・首相、選挙地盤は強固でも“有力対立候補が立てば大きく票を減らしそう”な状況
週刊ポスト
新アルバム発売の倖田來未 “進化した歌声”と“脱がないセクシー”で魅せる新しい自分
新アルバム発売の倖田來未 “進化した歌声”と“脱がないセクシー”で魅せる新しい自分
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大ヒット中の映画『4月になれば彼女は』
『四月になれば彼女は』主演の佐藤健が見せた「座長」としての覚悟 スタッフを感動させた「極寒の海でのサプライズ」
NEWSポストセブン
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏による名物座談会
【江本孟紀×中畑清×達川光男 順位予想やり直し座談会】「サトテル、変わってないぞ!」「筒香は巨人に欲しかった」言いたい放題の120分
週刊ポスト
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
伊藤
【『虎に翼』が好発進】伊藤沙莉“父が蒸発して一家離散”からの逆転 演技レッスン未経験での“初めての現場”で遺憾なく才能を発揮
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン