トーク中、ひとっところにとどまっていないで、ウロウロ動き回るのにも違和感がある。前に進み出てみたり、ステージの下手、上手と動き回ったり、バリエーションもたくさんある。MCマイクを掴むまでの動作も自然だし、見慣れてしまえばヘンに思わないんだろうけど、やっぱりおかしい(笑)。
僕の場合、ヘッドセットマイクをつけているので、さださんの真似をして、それをつけたまま前に進み出てトークをしたことがあるんですが、違和感がありました。「なんで俺、しゃべるのに前に出てきてしまったんだろう?」って。ギターのソロで前に出るのはいいけど、しゃべるために前に出るって、抵抗がある。
さださんの場合、しゃべって、歌って、そして書いて、というのがワンセットで、創作の三位一体なのかもしれませんが、それにしてもあのMCマイクって……。なんなんですか? さださん。
※さだまさしとゆかいな仲間たち・著/『うらさだ』より