球場を出た西岡に笑顔はなかった
また、日本復帰の際、ロッテも獲得に動いていたものの、マネーゲームの末に阪神入りとなった“因縁”もある。功労者とはいえ、復帰にいい顔をしない球団関係者も多いという。さらに、今回は派手な交友関係もネックとなった。
「2013年には、大阪桐蔭の後輩の中田翔(29)やプロ入りしたばかりの藤浪晋太郎(24)を引き連れて美人ホステスとのクルージングパーティがフライデーされたことがあった。今年のドラフトで4球団競合の末交渉権を獲得した藤原恭大(18)は大阪桐蔭出身ですからね。高校の先輩から“悪い遊び”を教わってほしくないという心配もあるでしょう」(同前)
西岡は、4打数1安打2三振の結果でトライアウトを終えた。他の選手たちが正面玄関から帰路につくなか、西岡は1人、裏口から球場をあとにした。
※週刊ポスト2018年11月30日号