クロちゃんはアイドル好きとしても有名
クロちゃん:団長に言われた言葉で、今も続けていることがあります。出会った当初、「生まれたところも環境も違う俺ら3人が仲よくなるって難しいと思うから、仲よくするように努力しよう」って。言われたときは、仕事仲間なんだから、そんなことしなくていいじゃん、と思ったんです。でも、それを守ってきたから今でも仲がいいし、相談し合える間柄です。
──印象的な先輩芸人の言葉は?
クロちゃん:実は、島田紳助師匠です。まだ芸能界に入って間もない27才くらいの頃、野球チームに参加させてもらったんです。その後、打ち上げで紳助師匠が「お前ら若手が束になってきても俺は怖くないけど、死にもの狂いでやってくるやつは、“おっ”と思う」って言っていたんです。
その時ぼくは悩んでいたんです。この声だから、1発目はインパクトでウケるんだけど、長めのトーク番組だと、的を射てない話をしてしまったりして、滑ることが続いたんです。仕事を辞めようかと考えていた時に紳助師匠の言葉を聞いて、滑ったら間髪入れずにウケるまで言い続けよう!と腹をくくったんです。それで変わった気がします。紳助師匠は恩人だと思っています。
──ところで、その声、作ってますよね?
クロちゃん:なんてこと言うんですか! 地声ですよ、地声! 声変わりの前は女の子より声が高かったんですよ。徐々に低くなっています。前は高すぎて聞き取りにくいと言われていたから、聞き取りやすい高さになりました。
団長いわく、お前の声が普通のオッサン声になったら卒業だと言われています。それってリストラ宣告だと思うから、この声は守らなきゃいけないなと思って、喉がおかしいなと思ったら、はちみつのマヌカハニーを舐めてます。1瓶で1万円くらいする高級品です。25、6才からずっとエステに通っているし、アロマコーディネーターの免許も持っていますし、こう見えて女子力高いんです。
──今後、目指すものは?