国際情報

中国人が接待で「女体盛り」を要求、要した費用は32万円

訪日中国人のマナーが問題視されている(アフロ)

 ここ数年、訪日中国人が急増し、彼らが落とす“中国マネー”が日本経済を潤す一方で、彼らのマナーが問題視されている。日本有数の歓楽街・吉原のボーイたちからは「テーブルの上に靴ごと足を載せる」「女の子の頭の上にタバコの灰を落とす」といった証言も聞かれたが、金にものを言わせて好き放題、という図式は、風俗店にとどまらない。

 中国からの取引先を接待した日本人男性は、先方から「女体盛りはできないのか?」と要求されたことがあるという。この日本人男性は知り合いのツテを頼り、小料理屋の2階で女体盛りの会合を実行した。

「和食のコース付きで、総額32万円。2階に上がると浴衣姿の女の子が床の間の前に鎮座しており、女将さんが『こちらでよろしいでしょうか?』と声をかけてきました」

 OKと答えると、まずは普通の和食コースが運ばれてきた。だが、料理の最後に隣の部屋のふすまがスーッと開くと、先ほどの女の子が全裸で横たわっており、その上に大根のツマや刺身が並んでいた。

「中国人たちは大興奮で、女体盛りと一緒に何枚も記念写真を撮っていましたね。“ワカメ酒”を勧めたら『あまり衛生的ではないから飲みたくない』と断られてしまいましたが、その後の商談は非常にうまくいきました」

◆文・西谷格(フリーライター)

【PROFILE】1981年神奈川県生まれ。早稲田大学卒業後、地方新聞の記者を経てフリーライターに。2009年から上海に渡り、週刊誌などで中国の現状をレポート。近著に『ルポ 中国「潜入バイト」日記』ほか。

※SAPIO2018年11・12月号

関連キーワード

関連記事

トピックス

金メダリスト萩野公介の離婚の真相に関係するであろう一文字
【萩野公介・離婚の真相】スピリチュアルな話が増えてmiwaとの夫婦生活に区切り、LINEプロフィールが“漢字一文字”に変わり周囲びっくり
女性セブン
神戸大学のバドミントン同好会「A(仮名)」 迷惑行為が問題になっている
《障子にパンチ、天井に胴上げアタック》神戸大学のバドミントン同好会が旅館を破壊か 大学側は「事実関係を調査中」
NEWSポストセブン
大谷の母・加代子さん(左)と妻・真美子さん(右)
《大谷翔平を魅了》結婚相手・真美子さんの手料理は「お店のようなクオリティ」母・加代子さんの想いを受け継ぐ「温かな食卓の原風景」
NEWSポストセブン
ドジャースの公式Xより
ドジャース山本由伸が韓国遠征で「ジャージー×400万円バーキン」ファッション、なぜ野球選手は“ブランド好き”? かつては「ヴィトン×金ネックレス」が定番
NEWSポストセブン
税務職員たちの“カネにまつわる不祥事”が次々と明らかになった
【情報公開請求】税務署職員の懲戒処分144件を調査 カネに関する不祥事が続々「虚偽の確定申告」「不正受給」「勤務中FX15000回」で処分も
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信フォト)と妻の田中真美子さん(レッドウェーブ公式サイトより)
大谷翔平の結婚相手・田中真美子さん、抜群の好感度でメディア出演待望論 モデル、キャスター、インフルエンサーなど幅広い分野での存在感に注目
NEWSポストセブン
活動は今年10月で一区切り“スーパーボランティア”尾畠春夫さん(84)
《右耳聴覚も失っていた》“スーパーボランティア”尾畠春夫さん(84)が語った「活動は今年10月で一区切り」と「叶えたい夢」
NEWSポストセブン
3月5日に「ガスト」店内と思われる場所で撮影された”調味料一気飲み”の動画が拡散された
《ガストで調味料一気飲み》迷惑動画を撮影・SNS拡散の3人がついに全員謝罪も運営会社は「厳正な対処」を継続方針
NEWSポストセブン
大谷翔平(Getty Images)と妻の田中真美子さん(レッドウェーブ公式サイトより)
【彼女はめっちゃ甘え上手】大谷翔平の結婚相手・田中真美子さん、大学同窓生が明かす素顔「チャラ男は好きじゃない」
NEWSポストセブン
羽生と並んで写真に収まる末延さん(写真はSNSより)
【全文公開】羽生結弦のアイスショーとバイオリニスト元妻のディナーショー、公演日程が丸かぶり 「なぜ同じ日に?」と関係者困惑
女性セブン
元横綱・白鵬の周りでは様々なトラブルが…
元白鵬・宮城野親方に関する「暴行告発状」“白鵬米”販売会で写真撮影をめぐるトラブル「取り巻きが市議にヘッドロック」証言
週刊ポスト
話題になっているジャッキー・チェンの近影(微博より)
《ジャッキー・チェンの現在》今年70歳になる大スターの近影に中華圏で驚きの声あがる「ちょっと急に老けすぎでは」
NEWSポストセブン