「商業写真集では“肌の露出が足りないから売れないんじゃないか”と推測したり、有名なスタジオやロケ地で撮影することが多い。もちろんそれもいいが、僕は女性たちの剥き出しの心とありのままの表情を切り取りたい。
湊莉久さんの写真集も、装丁も市販本ではあり得ないほど豪華に仕上げました。正直、ギャラは多くないですが、僕が一番のパトロンなんだという気持ちで撮影しています」
福島氏が写真集を撮影した戸田真琴は言う。
「どんな綺麗なロケーションよりも私が一番好きな映画のロケ地で撮影してほしくて、CFを活用しました。心に引っかき傷が残る写真集に仕上がったと思っています」
※週刊ポスト2018年12月21日号