日本の上場企業役員「本当の年収」トップ100 1位~20位
孫氏が率いるソフトバンクグループは、2018年末に多くの話題を振りまいた。通信事業子会社「ソフトバンク」の東証一部上場の直前には、大規模な通信障害が発生。さらに提携を結ぶ中国通信機器大手「ファーウェイ」の製品を、安全保障上の観点から日本政府が排除する方針を示すなど逆風に晒されるなかでの上場だったが、調達された資金2.6兆円は過去最大の規模だ。
「今後、AIなどの先端技術をもつベンチャー企業への投資など、新たな経営戦略を拡大できるようになった。業績が上がれば、親会社のソフトバンクグループの配当も上乗せされ、孫氏の受け取る金額はさらに大きくなる」(経済ジャーナリストの福田俊之氏)
その孫氏は、東京・港区の高級住宅街に自宅を構える。
「敷地は900坪で、土地だけで約60億円。地上2階、地下4階の豪邸で、100人収容できるサンルームがあるそうです。また、地下にはゴルフの練習部屋があり、バーチャルのシミュレーションマシンが入っている。世界中の有名コースが体験でき、雨が降り風まで吹く」(経済部記者)
2013年には、米カリフォルニア州シリコンバレーに購入した豪邸が1億1750万ドル(当時のレートで約145億円)だったと現地メディアが報じたこともある。
「自宅は大変な高額ですが、孫さんはビジネス以外に金と時間を使うという考えがあまりない。
その代わり、篤志家としての顔があり、東日本大震災の際には私財から100億円を寄付し、引退するまでの毎年の役員報酬も全額寄付することを発表しました。また、2016年には個人資金で『孫正義育英財団』を設立し奨学支援を行なっている」(同前)