ある取材でベッキーはこんなことを語っていた。頑張りすぎていたそれまでが第一章ならば、今は年相応に肩の力を抜いて取り組んでる第二章なんです、と。

 流出した川谷絵音とのLINEで「(謝罪会見は)友達で押し通す予定!笑」と清純すぎるパブリックイメージとは異なる人間らしい面を露呈したベッキー。そこからスタートした第二章、ならば清濁併せ飲む司会を期待するのが視聴者ってもの。しかし、そこには第一章と全く代わり映えしないベッキーの姿が……。相変わらず、当たり障りのないコメントに終始している。

 ベッキーは変わらなかったが、『あいのり』という番組は変わっていた。

 フジテレビ版では毎週放送していたがNetflix版はシーズン制に。最終話22話を迎えた時点で一時終了となり、メンバー全員が帰国。シーズン1の人気が出れば、シーズン2を作成する。時代に合わせた構成となっていた。

 また、驚くべきことに番組の根幹となる“恋と旅”にも変化が。なんとそこに新たな要素がプラスされたのだ。それがバイオレンス要素だから視聴者の想像を超えてくる。

『あいのり:Asian Journey』は、恋と旅とバイオレンスな番組だ。それが初めて表出したのがシーズン1第6話「言ってみろや、貴様!」、タイトルからも暴力性が漏れてる。

 ミャンマーの夜市、お酒も飲み盛り上がったメンバーはスタッフとの集合時間を40分もオーバーしてしまう。そんなルーズな態度を「やる気ある? みんなで相談して決めた集合時間だよ、カメラマンも重いカメラを持っているんだからさ!」と一喝したのが長山ディクレター。非は明らかなので謝罪するメンバー、一旦、騒動は収まりラブワゴンに乗り込む。今までの『あいのり』ならば「そして翌日」なんてナレーションがはいる展開だろう。

 しかし、新生『あいのり』は一味違う。シュンとした空気が蔓延する車内、「ちょっと違う」と口を開いたのは女性メンバーのでっぱりん。ここから暴力の波が番組を包み込む。

 ラブワゴンを飛び出し、長山ディレクターに「私は“真実の愛”を本気で探しにきている。スタッフにいちいち気を使ってられない」と詰め寄る。当初はタイマンであったが、途中から旅のリーダー・ハト胸も参戦。「俺らって映されるのをわかって『あいのり』に参加している。言いたくないけど、それは甘え」とでっぱりんに問いかける。

 対して「なんでそんなことをお前に言われなきゃいけない!」と激昂するでっぱりん。「ふざけるなよ!」と吠え、ハト胸の左胸にでっぱりんの左ストレートが炸裂。その後、画面に映されたのはフジテレビ時代の『あいのり』からは想像もできない地獄絵図。メンバー、スタッフ入り乱れのミャンマー・カオス・ナイト。

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