テレビを見るときは、データー放送モードに変えておくと、タイム差などがすべて表示されてオススメだとか。Huluでもテレビと同じ映像がリアルタイムで配信されます。「CMもないし、一時停止して選手の足元にズームアップするなんてこともできる。箱根駅伝を見るためだけにHuluと契約する価値はあります」(西本さん)

 箱根駅伝を自宅で楽しく観戦するノウハウと、西本さんの箱根駅伝愛の深さはよくわかりました。ズバリ、2019年の第95回大会の見どころは?

「基本的にすべてです。箱根駅伝は突発的にいろんなことが起こるので、なにかに注目していると見落としてしまうことが多々あるのです」

 そうだとは思いますが、あえて注目のポイントをひとつあげるとすると……。

「何度も学生選抜(関東学生連合チーム)のメンバーにエントリーされてきた東京大学の近藤秀一選手が、4年生・最後の箱根駅伝に出場できるか否か、ですね。前回大会では間違いなく1区を走ると言われていながら、注目されたことでマスコミの取材が殺到。近藤選手はひとりでそれに対応したせいもあって、レース直前にインフルエンザを発症してしまいました。今年、近藤選手はすでにインフルエンザの予防注射を2回も打って、万全の体制で箱根に臨んでいます。ぜひその走りを見たいですね」

 2018年版に続いて2年目となった『あまりに細かすぎる~』は、出場大学の多くの駅伝部のマネージャーから「コース戦略に役に立つ、コース攻略として使える」といった喜びの声が寄せられ、当日もいくつかの大学の監督車にこの本が持ち込まれました。今年も画面をよく見ていると、表紙がチラッと映るかもしれません。

 当日までは、本書の「細かすぎる箱根駅伝用語集」(全14ページ)を熟読して、知識を深めつつ気分を盛り上げましょう。「サッポロビールとCM」といったテレビ観戦に役立つ情報から、「くじら」(東海大陸上部御用達の広島焼きのお店)といった限定的な情報まで、ツイッターで募集されたお題を元に西本さんが詳しく熱い解説を綴っています。

 テレビ、ラジオ、ツイッター、本、そしてこの記事の相乗効果で、それぞれ控え目に2倍増しとして、箱根駅伝を10倍以上は楽しめること請け合い。まずは箱根駅伝を全力で満喫して、今年を勢いよくスタートさせましょう。2019年という区間で自分なりにいい走りができることを目指して。

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