学校側の弁護士は両親に対して、「息子さんが亡くなったことで、学校側も人道的な責任を感じており、示談に応じれば、10万元(約170万円)支払う用意がある」と申し出た。しかし、両親は学校側の折衷案を拒んでおり、「あくまでも、学校側に息子の自殺の責任がある。裁判で白黒をつける」と主張している。

 これについて、ネット上では「学校側がスポーツ刈りを強制したことが生徒を自殺に追い込んだ」などとの学校批判の書き込みが多い。その一方で、「生徒もスポーツ刈りが嫌ならば、最初から進学しなければよかったのに。学校の規則を守らないのは、甘えだ」や、「120万元もの大金を賠償金として要求するのはモンスター・ペアレンツの勝手なエゴだ」などとの声も上がっている。

 中国では9月にも広東省深セン市の高級中学校の生徒がスポーツ刈りを強要されて自殺する事件が起きており、「甘やかされて育った一人っ子のわがまま」などと生徒の精神的なひ弱さを指摘する声も出ている。

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