【5】よい睡眠をとろう
睡眠は、日々の疲れを解消し、健康を維持するうえで大切だ。そして、ストレスをためこまず、幸福感を長くキープしていくためにも、よい睡眠は欠かせない。
朝起きたら、太陽の光を浴びて体内時計をリセットしよう。夕方になり太陽の光が弱くなると、メラトニンが分泌され、自然と睡眠を促進してくれる。
睡眠時間が5時間を下回る生活が続くと、脳卒中や心臓病になる危険性が約2倍になるという報告がある。できるだけ朝早く起きて、快眠生活を心がけよう。
これら5つのコツで体と心を整えながら、もっと幸福を実感できるようにしてもらいたい。アリストテレスは、幸福は「最高の善」であり、最終の目的だと述べている。
読者のみなさんの一年の「幸福」をお祈りします。
●かまた・みのる/1948年生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業後、長野県の諏訪中央病院に赴任。現在同名誉院長。チェルノブイリの子供たちや福島原発事故被災者たちへの医療支援などにも取り組んでいる。著書に『人間の値打ち』『忖度バカ』など多数。
※週刊ポスト2019年1月11日号