高須:前澤社長がどういう基準で当選者を選んだかは分からないけど、もしもちゃんと使いみちを吟味していたというのであれば、とてもいいことだと思う。それはつまり、夢がある人々を応援しているということだからね。僕が、夢を持つ若者たちに寄付をしているのと同じだ。
前澤さんは、どうやらあまり宵越しのお金を持たない主義みたいだね。僕も死ぬまでに財産を使い尽くすのが目標だから、もしかしたら似ているのかもしれない。お金の上手な使い方を知っているようだね。
──院長は「高須記念財団」を設立し、寄付活動をなさっていますが、前澤社長も「現代芸術振興財団」という財団を設立し、主に現代芸術の発展に寄与する活動を行っています。
高須:素晴らしいじゃないか。そうなったら僕も負けてられないな。来年は僕もお年玉企画をやりたくなってきたよ(笑い)。
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新世代の篤志家ともいえる前澤社長に刺激された様子の高須院長。来年、果たして高須院長がどんな豪快なお年玉企画をぶち上げてくれるのか、今から気になって仕方ない!
【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。
昭和大学医学部客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。脂肪吸引やプチ整形など、日本に「美容整形」を広めた第一人者。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子氏との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)、『炎上上等』(扶桑社新書)、『かっちゃんねる Yes! 高須 降臨!』(悟空出版)など。最新刊は『大炎上』(扶桑社新書)。