国内

平成24年 牛レバー生食禁止、ワイルドだろぉ、ロンドン五輪

この年、レバ刺しの提供が禁止になった

 平成もいよいよ残すところ数ヶ月。「平成」という時代にはどんなことが起きていたのか? ここでは平成24(2012)年を振り返る。

 国内では沖縄での観測以来25年ぶり、本州では129年ぶりに日本列島各地で金環日食が観測されたこの年。

 経済では野田内閣が消費税率を2014年に8%、2015年に10%に引き上げる消費税増税法案を提出。

 参院本会議で可決成立し、2014年4月から現行の8%となった。10%引き上げは2度にわたる延期の後、今年10月から施行となる予定。

 食に関するニュースでは、厚生労働省が食品衛生法に基づき、牛のレバーを生食用として販売・提供することを7月1日から禁止した。6月下旬、焼き肉店等には、最後のレバ刺しを堪能しようとする人々が列をなした。

 スポーツではロンドン五輪で日本勢が大活躍。男子体操の内村航平選手が28年ぶりに個人総合で金。卓球女子団体では福原愛、石川佳純、平野早矢香選手が銀を獲得。また、先日、現役引退を発表した柔道女子の松本薫選手も57kg級で金を獲得。合計38個と過去最多のアテネ五輪を更新する快挙となった。

 8月20日、東京・銀座で行われた日本人メダリストによる凱旋パレードには、沿道に約50万人ものファンらが詰めかけた。

 1999年に発生した「山口・光市母子殺害事件」から約13年を経て、最高裁は殺人と強姦致死などの罪に問われた元少年に死刑判決。犯行時18才30日での死刑確定は最も年少。

 芸能界では女優の森光子や歌舞伎役者の十八代目中村勘三郎ほか、“ちいちい”の愛称で親しまれた地井武男(享年70)などの訃報が相次いだ。本誌連載でも活躍していた流通ジャーナリストの金子哲雄氏も闘病生活の末、41才の若さでこの世を去った。

 ドラマでは堀北真希主演のNHK連続テレビ小説『梅ちゃん先生』がヒット。ゲームでは『パズル&ドラゴンズ』通称パズドラがサービス開始。

 この年の流行語は「ワイルドだろぉ」「終活」など。

■平成24年の主な出来事
1月1日 オウム真理教事件で逃亡中の平田信容疑者を、出頭先の警視庁丸の内警察署で逮捕。6月3日には菊地直子容疑者、同15日には最後の特別手配犯、高橋克也容疑者も逮捕
4月19日 福島第一原子力発電所の1~4号機が正式に廃炉。日本の原発が54基から50基に減少
5月21日 金環日食観測。日食レンズや日食メガネがヒット
5月22日 東京スカイツリーが開業
7月1日 食品衛生法により生の牛レバー(レバ刺し)の提供禁止
7月27日 ロンドン五輪が開幕。日本は史上最多のメダル38個
10月1日 オスプレイが沖縄・普天間飛行場に配備
10月8日 京都大学の山中伸弥教授がiPS細胞でノーベル生理学・医学賞受賞
11月10日 森光子が死去(享年92)
12月5日 十八代目中村勘九郎が死去(享年57)
12月19日 韓国で初の女性大統領、朴槿恵(パククネ)氏が当選
12月26日 第2次安倍内閣発足

※女性セブン2019年2月28日号

関連記事

トピックス

無罪判決に涙を流した須藤早貴被告
《紀州のドン・ファン元妻に涙の無罪判決》「真摯に裁判を受けている感じがした」“米津玄師似”の男性裁判員が語った須藤早貴被告の印象 過去公判では被告を「質問攻め」
NEWSポストセブン
激痩せが心配されている高橋真麻(ブログより)
《元フジアナ・高橋真麻》「骨と皮だけ…」相次ぐ“激やせ報道”に所属事務所社長が回答「スーパー元気です」
NEWSポストセブン
Instagramにはツーショットが投稿されていた
《女優・中山美穂さんが芸人の浜田雅功にアドバイス求めた理由》ドラマ『もしも願いが叶うなら』プロデューサーが見た「台本3ページ長セリフ」の緊迫
NEWSポストセブン
トンボをはじめとした生物分野への興味関心が強いそうだ(2023年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
《倍率3倍を勝ち抜いた》悠仁さま「合格」の背景に“筑波チーム” 推薦書類を作成した校長も筑波大出身、筑附高に大学教員が続々
NEWSポストセブン
12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
【入浴中の不慮の事故、沈黙守るワイルド恋人】中山美穂さん、最後の交際相手は「9歳年下」「大好きな音楽活動でわかりあえる」一緒に立つはずだったビルボード
NEWSポストセブン
結婚披露宴での板野友美とヤクルト高橋奎二選手
板野友美&ヤクルト高橋奎二夫妻の結婚披露宴 村上宗隆選手や松本まりかなど豪華メンバーが大勢出席するも、AKB48“神7”は前田敦子のみ出席で再集結ならず
女性セブン
スポーツアナ時代の激闘の日々を振り返る(左から中井美穂アナ、関谷亜矢子アナ、安藤幸代アナ)
《中井美穂アナ×関谷亜矢子アナ×安藤幸代アナ》女性スポーツアナが振り返る“男性社会”での日々「素人っぽさがウケる時代」「カメラマンが私の頭を三脚代わりに…」
週刊ポスト
NBAロサンゼルス・レイカーズの試合を観戦した大谷翔平と真美子さん(NBA Japan公式Xより)
《大谷翔平がバスケ観戦デート》「話しやすい人だ…」真美子さん兄からも好印象 “LINEグループ”を活用して深まる交流
NEWSポストセブン
(時事通信フォト)
「服装がオードリー・ヘプバーンのパクリだ」尹錫悦大統領の美人妻・金建希氏の存在が政権のアキレス腱に 「韓国を整形の国だと広報するのか」との批判も
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《私には帰る場所がない》ライブ前の入浴中に突然...中山美穂さん(享年54)が母子家庭で過ごした知られざる幼少期「台所の砂糖を食べて空腹をしのいだ」
NEWSポストセブン
亡くなった小倉智昭さん(時事通信フォト)
《小倉智昭さん死去》「でも結婚できてよかった」溺愛した菊川怜の離婚を見届け天国へ、“芸能界の父”失い憔悴「もっと一緒にいて欲しかった」
NEWSポストセブン