国内

二階幹事長 東京で「小池支持」、大阪で「松井不支持」の狙い

権力闘争になると血が騒ぐ?(時事通信フォト)

「東京と大阪で言うことが違う。二階さん、どうしちゃったんだろう……」。自民党内部でそんな声が上がっている。

 来年の東京都知事選を巡って、二階俊博・幹事長が小池百合子・都知事の再選に「全面的に協力する」と発言。小池氏と対立する自民党東京都連から猛反発を食うも、「他に勝てる人がいるのか」と言い放った。

 一方、大阪維新の会代表の松井一郎・大阪府知事と吉村洋文・市長が入れ替わって立候補するクロス選挙に対しては「思い上がり」と批判し、維新と対立する自民党大阪府連に肩入れしている。

 この“ダブルスタンダード”について、全国紙政治部記者はこう語る。

「二階さんが意識しているのは菅義偉・官房長官です。大阪都構想に関して、維新は公明党との間で交わした住民投票実施の密約を暴露するなど、大バトルを繰り広げており、二階さんは菅さんが後ろ盾となっている維新を批判して公明党の肩を持った。東京では、菅さんが“反小池”を展開するのに対して、“小池支持”を表明し、これまた菅さんの逆目を張ったのです」

 新潟、山梨の知事選の指揮をとって2連勝の二階氏は「“小池がイヤなら勝てる候補を立ててみればいい。菅は選挙に負けっ放しではないか”と痛烈な言い方をしていた」(自民党中堅議員)とも。

関連記事

トピックス

中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
高校時代にレイプ被害で自主退学に追い込まれ…過去の交際男性から「顔は好きじゃない」中核派“謎の美女”が明かす人生の転換点
NEWSポストセブン
スカイツリーが見える猿江恩賜公園は1932年開園。花見の名所として知られ、犬の散歩やウォーキングに訪れる周辺住民も多い(写真提供/イメージマート)
《中国の一部では夏の味覚の高級食材》夜の公園で遭遇したセミの幼虫を大量採取する人たち 条例違反だと伝えると「日本語わからない」「ここは公園、みんなの物」
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《死刑執行》座間9人殺害の白石死刑囚が語っていた「殺害せずに解放した女性」のこと 判断基準にしていたのは「金を得るための恐怖のフローチャート」
NEWSポストセブン
手を繋いでレッドカーペットを歩いた大谷と真美子さん(時事通信)
《「ダサい」と言われた過去も》大谷翔平がレッドカーペットでイジられた“ファッションセンスの向上”「真美子さんが君をアップグレードしてくれたんだね」
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
《小室圭さんの赤ちゃん片手抱っこが話題》眞子さんとの第1子は“生後3か月未満”か 生育環境で身についたイクメンの極意「できるほうがやればいい」
NEWSポストセブン
『国宝』に出演する横浜流星(左)と吉沢亮
大ヒット映画『国宝』、劇中の濃密な描写は実在する? 隠し子、名跡継承、借金…もっと面白く楽しむための歌舞伎“元ネタ”事件簿
週刊ポスト
中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
【独占インタビュー】お嬢様学校出身、同性愛、整形400万円…過激デモに出没する中核派“謎の美女”ニノミヤさん(21)が明かす半生「若い女性を虐げる社会を変えるには政治しかない」
NEWSポストセブン
山本アナ
「一石を投じたな…」参政党の“日本人ファースト”に対するTBS・山本恵里伽アナの発言はなぜ炎上したのか【フィフィ氏が指摘】
NEWSポストセブン
今年の夏ドラマは嵐のメンバーの主演作が揃っている
《嵐の夏がやってきた!》相葉雅紀、櫻井翔、松本潤の主演ドラマがスタート ラストスパートと言わんばかりに精力的に活動する嵐のメンバーたち、後輩との絡みも積極的に
女性セブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン