「コーヒー党が多い日本と違って、海外では紅茶もよく飲まれています。コーヒー、紅茶はおそらく半々の比率でしょう。そこで、訪日外国人が毎年増えている中、来日された際に紅茶ドリンクの価値を認めてもらい、さらにその流れを日本人にも還流させるようなことができたらと考えています」
折しも、今年はラグビーワールドカップ、来年はいよいよ東京オリンピック・パラリンピック開催と、訪日外国人の数はピークを迎える。そこで、海外では日本より飲用シーンの多い紅茶を有力商材として強化し、ひいては日本人をもっと紅茶市場へ流入させたい──そんな思惑もあっての各社の紅茶商品強化。その主戦場は「無糖と微糖」になりそうだ。