薬の安全性の審査や安全対策を行なう医薬品医療機器総合機構は、「ベンゾジアゼピン受容体作動薬の依存性について」と題した注意喚起の文書を2017年3月に公表している。
そこでは、〈漫然とした継続投与による長期使用を避けてください〉〈承認用量の範囲内でも長期間服用するうちに依存が形成されることがあります〉と注意を促している。
ただし、同文書は薬の服用をやめる際に不眠、頭痛、嘔吐などの離脱症状があることも指摘している。
「すでにこのタイプの薬を飲んでいる人が減薬、服用中止を考える場合、必ず医師や薬剤師に相談をしてください」(坪田氏)
※週刊ポスト2019年3月22日号