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写真家自選の「二度と撮れない絶景桜」朝霧、竹林、車窓ほか

 今年も桜開花のシーズンがやってきた。春爛漫──ひと足早く有名写真家4人が自選した「二度と撮れない絶景桜」の“決定的瞬間”をお届けしよう。

河口湖畔で撮影された1枚

【春の朝霧が人工物を覆い隠した奇跡の一瞬】
(撮影■森田敏隆/2012年4月29日)

 山梨県の河口湖畔から撮影しました。20年ほど毎年この辺りで撮っていますが、満開の桜、晴天、霧、雪の富士山といった自然現象が揃わなければ絶景は難しい。

 富士の裾野には河口湖大橋やホテル街がありますが、この撮影時には、漂う朝霧が人工物を覆い隠してくれました。春、地上に雨が降ると富士山の5合目以上にだけ春雪が積もる。これほど美しい富士山はこの時期だけです。

●もりた・としたか/1946年、大阪府生まれ。風景写真家。日本の四季彩豊かな自然風景を撮り続けて50年。『一度は見たい桜』(光村推古書院刊)など、現在まで桜関係の写真集を6冊出版。

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