千葉ロッテの新監督に就任したサブロー氏(時事通信フォト)
「サブローーー」──球場に轟く唯一無二のアナウンスで多くのファンに愛され、千葉ロッテの新監督に就任したサブロー氏(49)。
今季、最下位となった雪辱を果たすため、秋季キャンプでは「昭和のキャンプ」を掲げ、選手を鍛え上げている。ロッテ在籍約22年、登録名変更、女性スキャンダルに、突然の巨人への放出と、波乱万丈の野球人生を経て重責を任されたサブロー氏。そんな彼を支え続けたのは“伝説”を作ってきた、元人気アイドルの年上妻だった──。
1994年、屈指の強豪校・PL学園からドラフト1位でロッテに入団したサブロー氏。同年に「鈴木一朗」から改名したイチローが才能を開花させたことから、本人の強い希望で「大村三郎」から「サブロー」と、登録名を変更してプロ野球人生をスタートさせた。スポーツ紙記者が語る。
「入団当初は堅実な守備が評価されていましたが、身長181センチながら体の線が細く、打撃面で苦戦を強いられました。しかし、練習を積み重ねてプロ5年目に1軍に定着。
2002年には自身初となる規定打席に到達し、2005年には勝負強いいぶし銀の活躍で“つなぎの4番”としてチームを31年ぶりの日本一へ導きました」
プライベートでは2000年に3歳上のタレント・中嶋ミチヨ(52)と結婚し、2男1女を授かった。テレビ局関係者が語る。
「1998年に中嶋さんのファンだったサブローさんが都内のちゃんこ店で彼女のサインを見つけ、店主を通じて出会ったそうです。半年の同棲を経てゴールインし、サブローさんは『思ったことを言ってくれる。しっかりしているところに惹かれました』とコメントしていました」
かつて大手芸能事務所に所属し、タレント活動を行っていた中嶋は1991年、18歳で歌手デビュー。彼女もサブロー氏と同じく、「中嶋美智代」から「中嶋ミチヨ」に芸名を変えた経歴を持つ。
「中嶋さんは1998年ごろから『いきなり!黄金伝説。』(テレビ朝日系)の人気企画『1ヶ月1万円生活』に出演し、番組を通して“節約キャラ”が定着しました。番組内で編み出した節約レシピをまとめた関連本を出版するなど、彼女は料理が上手い。
プロ野球の第一線で戦うサブローさんの食事を、鶏肉中心のレシピに改善するなど、夫を支えていました」(同前)
3人の子育てに奮闘する中嶋は、2008年に35歳で所属していた事務所を退社。「華やかな世界と普通の生活が現実の中にあって、私の不器用さが出ました」と、自身のブログで想いを綴り、主婦業に専念することを決断。
しかし、2011年3月に夫婦に危機が訪れる。当時、選手会長だったサブロー氏の女性スキャンダルを『週刊文春』が報じたのだ。スポーツ紙記者が続ける。
