ライフ

治らない口内炎や固形物飲み込みにくい時は「がん」に注意

たまたま受けた定期検診の胃カメラで食道がんが見つかった大橋純子さん

 2月19日に左舌扁平上皮がんであることを告白し、摘出手術を受けたタレントの堀ちえみ(52才)。舌の粘膜の上皮から発生するがんで、進行度合いはステージ4だった。11時間にわたる手術は無事に終了し、気管切開を閉じる手術を受けて退院は目前に迫っている。

 そんな彼女が「最初は口内炎だと思っていた」と告白したように、「いつまでも治らない口内炎」は要注意だ。洛和会丸太町病院救急・総合診療科部長の上田剛士さんが解説する。

「症状が長引いたとしても一度治ってまたすぐ別のところにできる口内炎なら、心配ありません。1つの口内炎がずっと治らず、同じ場所で炎症が続くのは危険。3週間続いた場合は、病院に行ってください。必要に応じて生検し、細胞を調べることになります」

 口内炎に限らず、口の中やのどの違和感は気がつきづらいことが多い。

 2018年3月にステージ1の食道がんが見つかり、治療にあたって復帰した歌手の大橋純子(68才)は「まさか自分が食道がんだなんて思いもしなかったし、今も正直、実感がない」と語る。

「当時、歌っていても違和感はなかった。たまたま受けた定期検診の胃カメラで見つかったからよかったものの、タイミングが少しずれたら見過ごしていたかもしれません」(大橋純子)

 キャッチしづらい兆候の中で、ひとつのポイントとなるのが「食事中に違和感を覚えるかどうか」だ。上田さんは「固形物をのみ込みにくい場合は受診してほしい」と話す。

「お肉などのかたまりをのみ込めない人は、食道がんができていることがあります。間違えやすいのは、のどが詰まった感じが常にしているが、食事は通る場合。これは通常、心配いりません。食道がんの場合は、がんが大きくなると食道が細くなるので、“液体は通るが固形物が通らない”のが特徴です」

※女性セブン2019年4月11日号

関連記事

トピックス

「決意のSNS投稿」をした滝川クリステル(時事通信フォト)
滝川クリステル「決意のSNS投稿」に見る“ファーストレディ”への準備 小泉進次郎氏の「誹謗中傷について規制を強化する考え」を後押しする覚悟か
週刊ポスト
悠仁さまの「加冠の儀」に出席された雅子さま(時事通信フォト)
《輝きを放つシルク》雅子さま、私的な夕食会で披露した“全身ゴールド” ファッション専門家「秋を表現された素晴らしい一着」
NEWSポストセブン
アニメではカバオくんなど複数のキャラクターの声を担当する山寺宏一(写真提供/NHK)
【『あんぱん』最終回へ】「声優生活40年のご褒美」山寺宏一が“やなせ先生の恩師役”を演じて感じた、ジャムおじさんとして「新しい顔だよ」と言える喜び
週刊ポスト
林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
《部屋はエアコンなしで扇風機が5台》「仏壇のろうそくに火をつけようとして燃え広がった」林家ぺー&パー子夫妻が火災が起きた自宅で“質素な暮らし”
NEWSポストセブン
クイズ企画が人気を集めている『新しいカギ』の特番が放送される(公式HPより)
《1コーナーから2時間特番に》『新しいカギ』「高校生クイズ何問目?」が高校生から高い支持 「純粋にクイズを楽しめる」「負けても納得感」で『高校生クイズ』との違いも 
NEWSポストセブン
1年ほど前に、会社役員を務める元夫と離婚していたことを明かした
《ロックシンガー・相川七瀬 年上夫との離婚明かす》個人事務所役員の年上夫との別居生活1年「家族でいるために」昨夏に自ら離婚届を提出
NEWSポストセブン
林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
「パー子さんがいきなりドアをドンドンと…」“命からがら逃げてきた”林家ペー&パー子夫妻の隣人が明かす“緊迫の火災現場”「パー子さんはペーさんと救急車で運ばれた」
NEWSポストセブン
“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト
韓国アイドルグループ・aespaのメンバー、WINTERのボディーガードが話題に(時事通信フォト)
《NYファッションショーが騒然》aespa・ウィンターの後ろにピッタリ…ボディーガードと誤解された“ハリウッド俳優風のオトコ”の「正体」
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン