ライフ

本屋大賞・瀬尾まいこ氏に7の質問「面白かった本は?」

瀬尾さんに「7つの質問」(撮影/WEST)

 血のつながりがない親たちに愛情を注がれ、大切に育てられた17才の女の子が主人公の小説『そして、バトンは渡された』(文藝春秋)が、第16回本屋大賞を受賞した。著者は、デビュー以来「悪人が出てこない小説」を書いてきたと言われる瀬尾まいこさん(45才)。

 そんな瀬尾さんの素顔を知るべく、7つの質問に答えていただいた。

Q1:最近読んで面白かった本は?

 絵本でもいいですか。『わくせいキャベジ動物図鑑』。編集者のかたが送ってくださって、娘も私も夫もハマりました。

Q2:新刊が出たら必ず買う作家は?

 文庫本しか買わないんですが、湊かなえさんの本はよく読みます。大学の卒論は山本周五郎の『さぶ』について書きました。

Q3:好きな映画は?

『ボヘミアン・ラプソディ』。クイーンのファンになりました。妹が先に見て、「子供は見とくから見ておいで」と言ってくれて、夫と2人で行ってきました。何度も見返すのは『ショーシャンクの空に』と『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』。

Q4:趣味は何ですか?

 食べるのは好きです。おいしいものを食べたいと思いながらネットを見るのも好きで、どこかに出かけるとなったら付近にあるおいしそうなものを調べて出かけます。自分で料理するのは、いまはただただめんどくさい。娘の好きなものと夫の好きなものが違うので、両方を同時には満足させられず、どうしても娘優先でつくりますね。

Q5:一番リラックスする時間は?

 家にいて、夫が帰ってくるとほっとするかな。すごい夫が好きとかじゃなくて、ものすごく天然な人なので、帰ってきたら「今日も無事だった」ってほんとにほっとするんです。

Q6:1日のスケジュールは?

 7時に起きると夫は出勤しています。娘と一緒に朝ご飯を食べて、一通り家事をして、娘を送り出したらぼーっとして、ちょっと仕事します。娘が帰ってきたら、ちょっと庭で遊んで。夜ご飯は娘と食べて、お風呂に入れてるころに夫が帰ってくる。9時ごろに寝ますが、元気なときはその後、テレビを見ます。

Q7:奈良でおすすめのスポットを教えてください。

 奈良はいいところがいっぱいあるのに、アピールがめっちゃ下手じゃないですか。だからそう言われると焦りますね。でも大仏とか奈良公園はみんな知ってるし。奈良県庁の屋上からは、いろんな歴史的建造物が見られるので奈良公園に行く人は県庁の屋上に上ってみてください。お昼ご飯も食べられます。奈良公園だと鹿が寄ってくるけど、屋上だとゆっくり食べられるのでおすすめです。

【プロフィール】
瀬尾まいこ/せお・まいこ。1974年大阪府生まれ。2001年「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞を受賞し翌年デビュー。2005年『幸福な食卓』で吉川英治文学新人賞を、2009年『戸村飯店 青春100連発』で坪田譲治文学賞を受賞。最新作は『傑作はまだ』。

※女性セブン2019年4月25日号

関連記事

トピックス

防犯カメラが捉えた緊迫の一幕とは──
「服のはだけた女性がビクビクと痙攣して…」防犯カメラが捉えた“両手ナイフ男”の逮捕劇と、〈浜松一飲めるガールズバー〉から失われた日常【浜松市ガールズバー店員刺殺】
NEWSポストセブン
第一子となる長女が誕生した大谷翔平と真美子さん
《左耳に2つのピアスが》地元メディアが「真美子さん」のディープフェイク映像を公開、大谷は「妻の露出に気を使う」スタンス…関係者は「驚きました」
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(27)と伊藤凛さん(26)は、ものの数分間のうちに刺殺されたとされている(飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
「ギャー!!と悲鳴が…」「血のついた黒い服の切れ端がたくさん…」常連客の山下市郎容疑者が“ククリナイフ”で深夜のバーを襲撃《浜松市ガールズバー店員刺殺》
NEWSポストセブン
和久井学被告と、当時25歳だった元キャバクラ店経営者の女性・Aさん
【新宿タワマン殺人・初公判】「オフ会でBBQ、2人でお台場デートにも…」和久井学被告の弁護人が主張した25歳被害女性の「振る舞い」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(Instagramより)
《愛するネコは無事発見》遠野なぎこが明かしていた「冷房嫌い」 夏でもヒートテックで「眠っている間に脱水症状」も 【遺体の身元確認中】
NEWSポストセブン
大谷翔平がこだわる回転効率とは何か(時事通信フォト)
《メジャー自己最速164キロ記録》大谷翔平が重視する“回転効率”とは何か? 今永昇太や佐々木朗希とも違う“打ちにくい球”の正体 肩やヒジへの負担を懸念する声も
週刊ポスト
『凡夫 寺島知裕。「BUBKA」を作った男』(清談社Publico)を執筆した作家・樋口毅宏氏
「元部下として本にした。それ自体が罪滅ぼしなんです」…雑誌『BUBKA』を生み出した男の「モラハラ・セクハラ」まみれの“負の爪痕”
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
「佳子さまは大学院で学位取得」とブラジル大手通信社が“学歴デマ報道”  宮内庁は「全報道への対応は困難。訂正は求めていません」と回答
NEWSポストセブン
米田
「元祖二刀流」の米田哲也氏が大谷翔平の打撃を「乗っているよな」と評す 缶チューハイ万引き逮捕後初告白で「巨人に移籍していれば投手本塁打数は歴代1位だった」と語る
NEWSポストセブン
花田優一が語った福田典子アナへの“熱い愛”
《福田典子アナへの“熱い愛”を直撃》花田優一が語った新恋人との生活と再婚の可能性「お互いのリズムで足並みを揃えながら、寄り添って進んでいこうと思います」
週刊ポスト
生成AIを用いた佳子さまの動画が拡散されている(時事通信フォト)
「佳子さまの水着姿」「佳子さまダンス」…拡散する生成AI“ディープフェイク”に宮内庁は「必要に応じて警察庁を始めとする関係省庁等と対応を行う」
NEWSポストセブン
まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト