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鉄道写真家が厳選、郷愁誘う「日本の日常の原風景」3枚

岩手県 三陸鉄道 リアス線。三陸の海を爽快に駆け抜ける

 大型連休はもう目前! 旅行の予定がある人にも、ない人にも、見るだけで旅した気分になれる車窓風景をお届けする。日本の美しい原風景。日常の中の美しさを楽しんで。

 毎日1枚鉄道写真を撮影するブログ『1日1鉄!』が人気の中井精也さんが撮影したのは、三陸鉄道 リアス線だ。

「NHKの朝ドラ『あまちゃん』の舞台で有名な堀内駅。震災後に再び開通して、のどかな海を見た時の喜びは忘れられません」(中井さん)

青森県 津軽鉄道 津軽鉄道線。咲き誇る桜で春に賑わう無人駅

 続いて、『鉄道ジャーナル』など鉄道誌やラジオ番組『TRAIN-TRAIN』(FMサルース)に出演している久保田敦さんは、津軽鉄道 津軽鉄道線の写真を撮影した。

「GWの桜の時期は、通常1両編成が増両されて満員に。芦野公園駅は普段は静かな無人駅ですが、この時期は賑やか。朝から晩まで光の変化を楽しめます」(久保田さん)

長崎県 島原鉄道 島原鉄道線。黄色のハンカチが揺れるノスタルジーな朝焼け

 最後に、13才の時にひとり旅で見た車窓が忘れられず、海が見える駅を撮り続け、約300駅を訪れ、著書『海の見える駅』(雷鳥社)を書いた村松拓さんは、島原鉄道 島原鉄道線の絶景にカメラのシャッターを押した。

「干潮時を狙い始発で大三東駅へ。朝焼けの干潟を背景に、波音も人影もない静謐なホームで、ぽつりと佇む駅舎、揺れる黄色のハンカチが郷愁を誘いました」(村松さん)

※女性セブン2019年5月2日号

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