ライフ

皇室ゆかりの京都の名所 歴史に触れられるスポット紹介

日本庭園美の集大成といわれる桂離宮(撮影/水野克比古)

 新天皇が即位され、元号が令和に変わり、新たな時代が到来した。現在の天皇陛下は東京に住まわれているが、かつては長きに渡り京都に居住し、儀式を執り行われてきた。新しい時代が始まった今だからこそ、そんな皇室の歴史に触れる旅をしてみてはいかがだろうか。皇族にゆかりがある京都の名所を紹介する(1か所は奈良県)。

◆桂離宮

桂離宮の茶室(写真/PIXTA)

 桂離宮は3つの書院と4つの茶屋で構成されている。池辺に建てられた茶室『月波楼』北側の中の間から庭を眺めるのも趣がある。

 江戸時代、皇族・八条宮の別邸として建設された池泉回遊式庭園。その美しさは日本庭園美の集大成ともいわれる。「庭の道筋に飛び石が敷かれ、巧みに計算された景観になっています」(京都写真家・水野克比古さん)。

【桂離宮】
・住所:京都府京都市西京区桂御園
・申込み方法:事前に郵送、インターネット、窓口にて。または当日8時40分から先着順(満員になり次第受付終了 本人を確認できるものを呈示)
・料金:大人1000円 中高生無料(小学生以下は入場不可)
・営業時間:宮内庁公式サイト確認
定休日:月曜(祝日の場合は翌日)

◆修学院離宮

緑鮮やかな大刈込は壮観「修学院離宮」 (撮影/水野秀比古)

 17世紀中ごろ、後水尾上皇の指示で造営。樹木を寄せ植えて刈り込んだ『大刈込』は初夏以降、緑が鮮やかになり壮観。

【修学院離宮】
・住所:京都府京都市左京区修学院籔添
・申込み方法:事前に郵送、インターネット、窓口にて。または当日11時頃から先着順(満員になり次第受付終了 本人を確認できるものを呈示)
・料金:大人無料(18才未満の入場不可)
・営業時間:宮内庁公式サイト確認
・定休日:月曜(祝日の場合は翌日)

◆仙洞御所

天皇陛下がハゼの研究をされた池がある「仙洞御所」 (撮影/水野克比古)

 京都御苑内にあり、2つの池を中心とした庭園の眺めは圧巻。今上天皇が池で採取したハゼの遺伝子をお調べになり、論文を発表された。

【仙洞御所】
・住所:京都府京都市上京区京都御苑
・申込み方法:事前に郵送、インターネット、窓口にて。または当日11時から先着順(満員になり次第受付終了 本人を確認できるものを呈示)
・料金:大人無料(18才未満の入場不可)
・営業時間:宮内庁公式サイト確認
・定休日:月曜(祝日の場合は翌日)

◆神武天皇陵

両陛下が退位前に参拝した『神武天皇陵』(写真/PIXTA)

 畝傍山のふもと、橿原神宮に隣接する神武天皇陵。今年3月には天皇、皇后両陛下が退位報告のため、参拝された。

【神武天皇陵】
・住所:奈良県橿原市大久保町
・料金:無料
・営業時間:8時30分~17時
・定休日:無休

※女性セブン2019年5月9・16日号

トピックス

62歳の誕生日を迎えられた皇后雅子さま(2025年12月3日、写真/宮内庁提供)
《愛子さまのラオスご訪問に「感謝いたします」》皇后雅子さま、62歳に ”お気に入りカラー”ライトブルーのセットアップで天皇陛下とリンクコーデ
NEWSポストセブン
今回の地震で道路の陥没に巻き込まれた軽自動車(青森県東北町。写真/共同通信社)
【青森県東方沖でM7.5の地震】運用開始以来初の“後発地震注意情報”発表「1週間以内にM7を超える地震の発生確率」が平常時0.1%から1%に 冬の大地震に備えるためにすべきこと 
女性セブン
竹内結子さんと中村獅童
《竹内結子さんとの愛息が20歳に…》再婚の中村獅童が家族揃ってテレビに出演、明かしていた揺れる胸中 “子どもたちにゆくゆくは説明したい”との思い
NEWSポストセブン
日本初の女性総理である高市早苗首相(AFP=時事)
《初出馬では“ミニスカ禁止”》高市早苗首相、「女を武器にしている」「体を売っても選挙に出たいか」批判を受けてもこだわった“自分流の華やかファッション”
NEWSポストセブン
「一般企業のスカウトマン」もトライアウトを受ける選手たちに熱視線
《ソニー生命、プルデンシャル生命も》プロ野球トライアウト会場に駆けつけた「一般企業のスカウトマン」 “戦力外選手”に声をかける理由
週刊ポスト
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン
3年前に離婚していた穴井夕子とプロゴルァーの横田真一選手(Instagram/時事通信フォト)
《ゴルフ・横田真一プロと2年前に離婚》穴井夕子が明かしていた「夫婦ゲンカ中の夫への不満」と“家庭内別居”
NEWSポストセブン
二刀流かDHか、先発かリリーフか?
【大谷翔平のWBCでの“起用法”どれが正解か?】安全策なら「日本ラウンド出場せず、決勝ラウンドのみDHで出場」、WBCが「オープン戦での調整登板の代わり」になる可能性も
週刊ポスト
世代交代へ(元横綱・大乃国)
《熾烈な相撲協会理事選》元横綱・大乃国の芝田山親方が勇退で八角理事長“一強体制”へ 2年先を見据えた次期理事長をめぐる争いも激化へ
週刊ポスト
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン