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2019.05.16 07:00  週刊ポスト

幻の自民・民主大連立構想 仲介者は渡辺恒雄氏だった

──だが、民主党内からは猛反対された。

小沢:後から考えると、反対派のクビを切ってでもやったほうがよかったかもしれません。(民主党は)政権運営を知らない議員ばかりでしたから。「嫌なやつは出ていけ、連立でいいと思うやつは来い」と言えば、ほとんど来たでしょう。だってポストにありつけるんだもん(笑い)。

──だが、そうしなかった。

小沢:あの時、(民主党内は)全員が反対だったから、僕としても、お前らみんなクビだと言うわけにもいかない雰囲気でした。

──民主党議員は連立より権力を全部自分たちで奪い取ったほうがいいと考えた。

小沢:どうかな。社会党のトラウマがあったのかもしれません。自分たちが自社さ政権の後の社会党のようになって(消滅して)しまうと。社会党出身者も多かったから。実際は、母屋を取れたのはこっちなのに。

〈大連立構想が潰えた福田は2008年9月1日の会見で突然退陣を発表する。後継の麻生太郎内閣が発足し、天下分け目の総選挙が近づく〉

(文中一部敬称略)

●聞き手/武冨薫(ジャーナリスト)

※週刊ポスト2019年5月17・24日号

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