「事故が起きやすい交差点」4つの特徴
◆「鉄道や高速道路の橋脚」などがある
高速道路やモノレールなどの高架下にある交差点の場合、右折時には橋脚が死角となって横断歩道を渡る歩行者を見落としてしまうケースが出てくる。
「中央分離帯や街路樹など、橋脚以外にもドライバーの死角を生み出す障害物がある交差点では、青信号で横断歩道を渡っていても自動車への警戒を解くべきではありません」(同前)
東京・杉並区の「中の橋交差点」は、頭上を首都高速4号線が走っている。恒常的に渋滞しており、2012年~2014年まで3年連続で、左折車が横断歩道を通行中の歩行者と衝突する事故が起きた。
◆角に「コンビニ」「商業施設」がある
ドライバーが気を取られ、歩行者の存在を見落としてしまうケースは、高速道路付近だけでなく、街中にも存在する。
「角に駐車場のあるコンビニなどがある場合、ただ交差点を曲がる車だけでなく、駐車場に出入りする車もあるのでドライバーの注意が散漫になりやすく危険が増します。
さらに、付近で新規出店があった交差点では、その道を走り慣れているドライバーにとっても想定外の車の流れが出現します。そのため、予期せぬ衝突事故を招いたり、車両の危険を回避するのに精いっぱいで、交差点付近の歩行者に注意が行き届かない場合があります」(同前)