東京・大阪の「危ない交差点」
◆「鋭角」な交差点
道路が斜めに交差する“鋭角”な交差点にも危険が潜む。自動車が交差点を鋭角に曲がる際、横断歩道の歩行者が死角に入りやすいからだ。
十字路にやや狭い「1本枝道」が接続される五差路なども同様だ。
「1本枝道から自転車や歩行者が進んでいても、通り慣れたドライバーほど“いつもの感覚”で枝道に右左折してしまいます。建物が死角になって見えにくいので、接触事故につながりやすい」(同前)
リストには、「鋭角」形状の交差点が多数含まれている。その中には、歩行者を巻き込む死亡事故が発生した場所も多い。
「幹線道路が交わる『仙台バイパス6丁目交差点』(仙台市若林区)は『X字』に近い鋭角な交差点です。左折車と歩行者の衝突事故が発生しやすい」(同前)
「国泰寺交差点」(広島市中区)では、昨年9月、横断歩道を渡っていた男性が、タクシーにはねられて死亡した。2014年にも、横断歩道を渡る歩行者と自動車の接触事故が3件起きている。