スポーツ

池江璃花子選手 闘病生活を支える「大切な人」の存在

驚異的な回復を見せる池江璃花子選手(時事通信社)

 白血病を告白し、闘病生活に入ってもうすぐ4か月が経つ水泳の池江璃花子選手(18才)。彼女は驚異的な回復をみせていた──。

 5月8日、公式ホームページを開設し、約2か月ぶりにメッセージを発信した池江選手。ちょうどこの頃、初めて所属する日本大学を訪れた。池江選手は4月に日大に入学し、水泳部に入部したが、闘病中だったため実際に通学はしていなかったのだ。

 この日、毎年6月末か7月はじめに行われる日大と中央大の対抗戦“日中戦”のパンフレット用の写真を撮影していたという。その池江選手はその撮影現場に現れ、チームメイトたちと記念撮影をしたのだ。

 この撮影は、抗がん剤治療の合間の“1週間の退院期間”に行われたという。一時退院できるほどに、治療が順調に進んでいるということなのだろう。

 そんな池江選手には、心の支えとなる“大切な人”がいるという。

「病気が発覚する直前、ある男性との出会いがあったそうです。相手は別の大学の4年生Aさんで、同じ水泳部だそうです。池江さんの方から勇気を出して気持ちを伝えたそうです」(日大水泳部関係者)

 Aさんは水泳競技の日本代表にも選ばれており、目下、東京五輪への出場を目指す有望選手。身長は175cm、鍛え抜かれた体が印象的な鈴木亮平似のイケメンだ。

「彼女はAさんを信頼していて、闘病中も毎日のようにLINEで連絡を取り合っています。池江さんの家は厳しくて、恋愛禁止という話もありますが、周囲は恋人だと思っていますよ。実際のところは当人同士にしかわかりませんが…。でも、確実に言えることは、池江さんが前向きに闘病生活を送れているのは、彼の存在も大きい」(前出・日大水泳部関係者)

 出身地である東京・江戸川区のスポーツセンターに設置された「応援ブース」には、設置後またたく間に4万羽を上回る千羽鶴が全国から寄せられた。こうした多くの人々の“祈り”が、池江選手を後押ししているに違いない。

 驚異的な回復力で“奇跡”を現実のものにしようとしている池江選手。チームメートとの「集合写真」は、その第一歩なのかもしれない。

※女性セブン2019年6月13日号

関連記事

トピックス

和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
松竹芸能所属時のよゐこ宣材写真(事務所HPより)
《「よゐこ」の現在》濱口優は独立後『ノンストップ!』レギュラー終了でYouTubeにシフト…事務所残留の有野晋哉は地上波で新番組スタート
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
犯人の顔はなぜ危険人物に見えるのか(写真提供/イメージマート)
元刑事が語る“被疑者の顔” 「殺人事件を起こした犯人は”独特の目“をしているからすぐにわかる」その顔つきが変わる瞬間
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン