自民議席増減で起きる政界激震
「自民党が大敗するときは、世代交代を求める小泉世代の若手議員も大量に落選し、残るのは選挙に強いベテランばかりになる。そうなると進次郎氏の出番はなく、“非常事態”として麻生氏のワンポイント登板が現実味を帯びる」(野上氏)
まさかの麻生“棚ぼた政権”の可能性が出てくるという指摘である。図を見ていただきたい。国民にとって解散・総選挙は唐突のように思えるが、安倍首相が衆参ダブル選挙に踏み切った場合、大勝利でも、圧勝しても、敗北でも、政界の主役と政治の景色が大きく変わる。
「令和の政変」の号砲が鳴る──。
※週刊ポスト2019年6月7日号