国内

雅子さまに辛辣だったネットの「風」、トランプ氏来日で一変

雅子さまは晩餐会などすべての国賓歓迎行事に参加された(時事通信フォト)

 トランプ米大統領夫妻の国賓としての来日は、「観光旅行かよ」などと揶揄する声もあったが、前半のハイライトがトランプ氏の大相撲観戦だったとすれば、後半は天皇皇后両陛下が皇居に夫妻を招かれ、歓待したシーンだろう。

 この時の一連の雅子さまの振る舞いは、これまでのネットの空気をガラリと変えたとネットニュース編集者の中川淳一郎氏は指摘する。皇后になられて以来、雅子さまへの期待感は高まりつつあったが、今回の堂々たるお姿に圧倒的な存在感を見せつけられた、といった感覚になった人が多かったと指摘する。

「ネット上では、眞子さまの婚約内定者・小室圭さんにまつわる金銭トラブルが報じられてからは、小室さん、眞子さまがバッシングの対象になった感が若干ありますが、それ以前の雅子さまと愛子さまへの叩きはひどかったです。それが、トランプ氏来日以降、風向きはガラリと変わった」

 まずは、通訳なしで英語で大統領夫妻と会話されたほか、以前とは異なり自然な笑顔が出るようになったことがネット上での高い好感度につながった。メラニア夫人がセルビア出身であることをご存知だったのだろう、アメリカ人が普段はやらない頬と頬を触れ合う「チークキス」をされたことも、雅子さまの外交的センスとメラニア夫人へのご配慮を感じた人が多かったようだ。

 以下のネットの書き込みは、現在の雅子さまに対して寄せられる感情をよく表している。

「雅子様は最初からずっと気さくにメラニヤ夫人に話しかけられててどんどん笑顔を引き出していた感じでした 雅子様の凄い才能を見させてもらった」(原文ママ)

 中川氏によると、以前までの雅子さまは体調不良からご公務に参加されることが少なかったことから、ネット上では「税金泥棒」「いつまで療養しているんだ」などと心ない声が出ることもあったという。さらに、「雅子さまはお疲れのため、ご参加は見送った」といった報道があると「いつも休んでいて疲れるもなにもあるか」などと叩かれたことも。さらには「皇太子ご一家はご静養のため、那須の御用邸に向かわれました」などの報道についても同様の意見が書き込まれた。また、長女・愛子さまが一時、不登校になったことを「容認」しているなどとも捉えられ、これまた叩かれた。

 中川氏はネットでは「風」が常に吹いており、意見を書き込む場合は匿名であろうともその「風」に乗る傾向があるという。

「先にあげたような雅子さまへの好意的なコメントが今は多数書き込まれる状況になっています。トランプ氏の帰国後、植樹祭に参加された時も同様のコメントが多かったですし、これから雅子さまがお出ましになることが増えると、『良い点』をネットユーザーが見つけて書き込むことになるでしょう。今後、海外でのご公務などがあった場合は、ますますそうしたムードが高まると思います」

 ネットの「風」をまったく別の方向に一気に向かわせるだけのインパクトが、雅子さまのお姿にはあったと言えそうだ。

関連記事

トピックス

女優・遠野なぎこ(45)の自宅マンションで身元不明の遺体が見つかってから2週間が経とうとしている(Instagram/ブログより)
《遠野なぎこ宅で遺体発見》“特殊清掃のリアル”を専門家が明かす 自宅はエアコンがついておらず、昼間は40℃近くに…「熱中症で死亡した場合は大変です」
NEWSポストセブン
俳優やMCなど幅広い活躍をみせる松下奈緒
《相葉雅紀がトイレに入っていたら“ゴンゴンゴン”…》松下奈緒、共演者たちが明かした意外な素顔 MC、俳優として幅広い活躍ぶり、174cmの高身長も“強み”に
NEWSポストセブン
和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
【懲役15年】「ぶん殴ってでも返金させる」「そんなに刺した感触もなかった…」キャバクラ店経営女性をメッタ刺しにした和久井学被告、法廷で「後悔の念」見せず【新宿タワマン殺人・判決】
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんの「冬のホーム」が観光地化の危機
《白パーカー私服姿とは異なり…》真美子さんが1年ぶりにレッドカーペット登場、注目される“ラグジュアリーなパンツドレス姿”【大谷翔平がオールスターゲーム出場】
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、初の海外公務で11月にラオスへ、王室文化が浸透しているヨーロッパ諸国ではなく、アジアの内陸国が選ばれた理由 雅子さまにも通じる国際貢献への思い 
女性セブン
ロッカールームの写真が公開された(時事通信フォト)
「かわいらしいグミ」「透明の白いボックス」大谷翔平が公開したロッカールームに映り込んでいた“ふたつの異物”の正体
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン