「かつて『23』は筑紫哲也さん(故人)のための番組でした。以降、膳場貴子アナ(44)、雨宮アナと続きましたが、ここまでキャスターが前面に出てきたのは、小川アナが初めて。“小川彩佳のNEWS23”にするという意気込みを感じました。今後も小川アナ主導の企画がいくつも進んでいると聞いています」(同前)
その分、小川アナの両肩には重い責任がのしかかる。ある大手テレビ制作会社の幹部が語る。
「有働アナが『news zero』に移籍した時も、局側が、『やりたい企画は積極的に取り上げます』とオファーした経緯がある。大物キャスターを口説く時の常套句です。しかし、数字が低迷すると、結局は番組主導に戻る。有働さんも今ではあまり企画に口を挟まなくなっているようです。元来TBSは外様に厳しい文化なので、失敗すれば同じことになりかねない」
これから小川アナの真価が問われる。
※週刊ポスト2019年6月21日号