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2019.06.22 07:00  NEWSポストセブン

カネカ騒動やパンプス強要問題に見るハラスメントの今

 常識感には、人それぞれ多少なりとも違いがあり、本来そこに上下の差などない。しかし現実は、一方の常識が相手に押しつけられてしまうことがある。明暗を分けるのは、社会的立場の強弱の差である。常識を押しつける側は強者だ。

 強者とは、必ずしも権力者だけを意味するものではない。その場の空気を支配している者は全て強者だと言える。そういう意味において、テレビの中の人気タレントも強者だ。

 ハラスメントは、悪意がなかった場合でも構造的に生まれてしまう。むしろハラスメントの加害者が正義感からそう振る舞っている場合もありうる。誰もが意図せず被害者にも加害者にもなりえてしまう。

 しかし、悪意のあるハラスメントなど言語道断だが、仮に無意識であってもハラスメントであることに変わりはない。発生防止の責任は常に強者側にある。

 価値観の多様化が進む社会は、至るところで予定調和の崩壊が起きやすい。日本はその真っただ中にある。だからこそ今自らが身を置く場所も、ハラスメントの温床になりうることを誰もが認識しておく必要がある。

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