「中高年男性のうつ病やED(勃起障害)には男性ホルモンの分泌低下が影響しています。ニンニクに含まれる硫化アリル・システインには男性ホルモンの分泌を活発にする作用があります。
コレステロールを気にしすぎる必要はありません。脳内コレステロールは脳神経細胞の働きを促進し、記憶力の維持に役立つ大事な栄養成分です」
肉に合わせる主食はパンがいいという。
「朝は睡眠により脳の栄養となるブドウ糖が不足している状態なので、ステーキと一緒にパンなど炭水化物を摂って補うと良いでしょう。
その際、バターではなくオリーブオイルを塗るのが理想的です。これで炭水化物、たんぱく質、脂質の三大栄養素をしっかりと摂取できます。オリーブオイルには抗酸化作用があり、血管の老化を予防する効果が高いので、肉の食べ過ぎによる動脈硬化リスクを減らしてくれます」
※週刊ポスト2019年7月12日号