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ソニー、東芝、日本航空、東京電力 リストラ後の経営評価は

ソニーほか、リストラ実施企業の業績変化

「リストラ社員への『追い出し部屋』の存在などが露呈し、かつてのソニー神話は一度は地に墜ちました。しかしリストラで整理した経営資源をゲーム、音楽、金融などの事業に充てたことで業績が回復した。同社OBの中には“たまたま時流の追い風に乗っただけ”と手厳しい意見を言う人もいますが、思い切った戦略が効果を発揮した」(同前)

 同じ電気機器メーカーでも、「東芝」を取り巻く環境は厳しい。

「東芝は、利益こそ改善に向かっているものの、1兆円単位で売り上げを落としている。粉飾決算の発覚と、その痛みを従業員に押し付けるリストラがブランドイメージを大きく落としてしまった」(同前)

 サービス業においてもリストラが従業員の“質の低下”を招く例がある。

「現在では、経営破綻からの回復を遂げた『日本航空』ですが、再建計画ではグループ全体で2万人以上をリストラ。給料も20~30%のカットが行なわれました。

 それから10年、業績は黒字化したが、パイロット不足や経費削減などによる過労、飲酒問題などコンプライアンス上の問題が浮上。大リストラのデメリットが出ていることも否めません。

 人員削減によるサービスの質低下への不満は、原発事故以降にリストラを断行した『東京電力』にも集まっている」(同前)

JTほか、リストラ実施企業の業績変化

リストラ実施企業の業績変化

※週刊ポスト2019年7月19・26日号

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