国内

国会議事堂の歩き方、かわいい「電灯の傘」他数々の見所

オバ記者が国会議事堂を案内!

 与党、野党の「ののしり合い」に、強行採決の大乱闘。はたまた国会議員の失言、失態、放言、失脚。政治ニュースの背景には必ずこの建物がデーン。いいイメージのない多くの人に、驚きの奥の奥を、政治とは縁のなさそうなオバ記者がご案内します。

◆取材・文/野原広子(オバ記者) 茨城県出身。体当たり取材が得意のアラ還ライター。昨年、郷土愛に目覚め、地元議員の事務所のお手伝い。小学生を国会議事堂に案内している。

 * * *
 国会議事堂は、昭和11(1936)年に、大正9(1920)年の着工から17年の歳月をかけて日本中の美しい石を集めて造られた石の博物館。だけど、そうなるまでが七転び八起きだった。

 明治政府が議事堂建設を本格的に準備し始めたのは明治19(1886)年。それから木造の仮議場を3度建て直している。

 理由は火事。1回目は竣工したわずか2か月後に全焼。2回目の木造の仮議事堂は大正12(1923)年の関東大震災では焼け残ったものの、2年後の修繕工事の最中に焼失。

 今の議事堂になってからも時代の荒波が止むことはなく、戦時中、前庭がいも畑になったり、進駐軍に接収されたり。そんな歴史の生き証人のような国会議事堂が、面白くないわけがない。

◆赤絨毯だけじゃない。細部までお見逃しなく!

 一般参観は決められたコースを歩くもので、どこでも好きなところを見られるわけではない、と言うとガッカリされそうだけど、まあ、聞いて。

 なにせ部屋数400以上。国会議員でも、目指す部屋がわからなくなって、衛視さん(*)に道案内をしてもらうというくらい広いんだわ。

(*衛視とは、一般に日本の国会の警務及び議院の内部警察権の執行を行う国会職員のこと。衆参両院で約500人の衛視が365日体制で働いている)

 だからといって迷わないように前の人の背中を見ていたらもったいなさすぎる。

関連キーワード

関連記事

トピックス

事件に巻き込まれた竹内朋香さん(27)の夫が取材に思いを明かした
【独自】「死んだら終わりなんだよ!」「妻が殺される理由なんてない」“両手ナイフ男”に襲われたガールズバー店長・竹内朋香さんの夫が怒りの告白「容疑者と飲んだこともあるよ」
NEWSポストセブン
4月は甲斐拓也(左)を評価していた阿部慎之助監督だが…
《巨人・阿部監督を悩ませる正捕手問題》15億円で獲得した甲斐拓也の出番減少、投手陣は相次いで他の捕手への絶賛 達川光男氏は「甲斐は繊細なんですよね」と現状分析
週刊ポスト
第一子となる長女が誕生した大谷翔平と真美子さん
《左耳に2つのピアスが》地元メディアが「真美子さん」のディープフェイク映像を公開、大谷は「妻の露出に気を使う」スタンス…関係者は「驚きました」
NEWSポストセブン
防犯カメラが捉えた緊迫の一幕とは──
「服のはだけた女性がビクビクと痙攣して…」防犯カメラが捉えた“両手ナイフ男”の逮捕劇と、〈浜松一飲めるガールズバー〉から失われた日常【浜松市ガールズバー店員刺殺】
NEWSポストセブン
和久井学被告と、当時25歳だった元キャバクラ店経営者の女性・Aさん
【新宿タワマン殺人・初公判】「オフ会でBBQ、2人でお台場デートにも…」和久井学被告の弁護人が主張した25歳被害女性の「振る舞い」
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(27)と伊藤凛さん(26)は、ものの数分間のうちに刺殺されたとされている(飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
「ギャー!!と悲鳴が…」「血のついた黒い服の切れ端がたくさん…」常連客の山下市郎容疑者が“ククリナイフ”で深夜のバーを襲撃《浜松市ガールズバー店員刺殺》
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(Instagramより)
《愛するネコは無事発見》遠野なぎこが明かしていた「冷房嫌い」 夏でもヒートテックで「眠っている間に脱水症状」も 【遺体の身元確認中】
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
「佳子さまは大学院で学位取得」とブラジル大手通信社が“学歴デマ報道”  宮内庁は「全報道への対応は困難。訂正は求めていません」と回答
NEWSポストセブン
米田
「元祖二刀流」の米田哲也氏が大谷翔平の打撃を「乗っているよな」と評す 缶チューハイ万引き逮捕後初告白で「巨人に移籍していれば投手本塁打数は歴代1位だった」と語る
NEWSポストセブン
花田優一が語った福田典子アナへの“熱い愛”
《福田典子アナへの“熱い愛”を直撃》花田優一が語った新恋人との生活と再婚の可能性「お互いのリズムで足並みを揃えながら、寄り添って進んでいこうと思います」
週刊ポスト
生成AIを用いた佳子さまの動画が拡散されている(時事通信フォト)
「佳子さまの水着姿」「佳子さまダンス」…拡散する生成AI“ディープフェイク”に宮内庁は「必要に応じて警察庁を始めとする関係省庁等と対応を行う」
NEWSポストセブン
まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト