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冨手麻妙が10周年記念写真集「恥じらいなんて感じません」

冨手麻妙の写真集より先行公開

 園子温監督の作品に登場する常連女優として知られる冨手麻妙(25)がデビュー10周年を記念した写真集に挑んだ。

「主演した園子温監督作『アンチポルノ』(2017年)の公開に合わせて初写真集を出した時、『もう写真集はやらないかな』と思ったんです。けれど、今年デビュー10周年を迎えて、記念となる作品を残したほうがいいとアドバイスをいただき、再び挑戦しました。

 私が唯一リクエストしたのは『女性の写真家さんで』ということです。前回は『男性目線』の作品だったので、今回は女性に見てもらいたくて。ヌード写真集は手にとりづらいかもしれませんが、『かっこいいな』とか『こういうふうになりたいな』と女性に思ってもらえる作品にしたかったんです。もちろん、男性が見ても楽しんでいただけますよ(笑い)。ロケ地はベトナムで、事前に宿も場所も決めずに撮影しましたが、100点満点の作品ができたと自負しています。

 10年間やってきて、女優としての覚悟が明確になってきました。写真集でも『冨手麻妙』という役を演じている感覚で、ヌードの恥じらいなんて感じませんでした。今後女優として成長し、もう一歩先に進めたら、また新しい写真集を作りたくなるのかな」

 写真集『別冊月刊 冨手麻妙』は小学館より8月30日発売となる。

●とみて・あみ/1994年3月17日生まれ、神奈川県出身。AKB48の研究生を経て、2014年に園子温監督に直談判して『新宿スワン』(2015年)で映画デビュー。その後、『リアル鬼ごっこ』『みんな!エスパーだよ!』(ともに2015年)など園子温作品に多数出演。同監督の日活ロマンポルノ作品『アンチポルノ』(2017年)では自身初のヘアヌードを披露した。松坂桃李主演の『娼年』(2018年)ではリアルな濡れ場を演じ、話題に。AV監督の村西とおる氏をモデルにした山田孝之主演ドラマ『全裸監督』(8月8日よりネットフリックスで全世界配信)にAV女優役で出演するほか、9月20~29日の舞台『some day』(すみだパークスタジオ倉)、2020年新春公開の映画『嘘八百』続編への出演を控えている。

●撮影/野村恵子

※週刊ポスト2019年8月9日号

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