ライフ

お金がかからない脳トレ 「アマゾンレビュークイズ」

オバ記者の周辺で流行っている「アマゾンレビュークイズ」とは?(写真/アフロ)

 女性セブンでの体当たり取材でもおなじみのアラ還ライター、“オバ記者”こと野原広子が、最近気になっていることについて語ります。

 * * *
 最近、私の周りで流行っているのが「アマゾンレビュークイズ」。ラジオで流れてたのを聞いて、自分もやってみたくなって、友達と出し合いっこしてるんだけど、これがけっこう頭の体操になって面白いんだわ。

 アマゾン公式サイトを見ると、「カスタマーレビュー」が載ってるでしょ。商品の使い心地や満足度、不満点なんかが書き込まれてて、いろんな購入者の実感がよく伝わってくるアレ。あの感想の一部を切り取ってヒントにして出題するの。でもって、より少ないヒント数で、何の商品かを当てられるかどうかを競うの。

 出題者と解答者のやり取りを再現すると、例えばこんな感じ。

──第1ヒント。“ラベンダーがよかったです”。
「ああ、トイレの芳香剤? それか、香水?」

──ブーッ。じゃ、第2ヒント。“とても軽いです”。
「トートバッグとか? それか…意表を突いて、ラベンダー香がするお灸とか? 熱すぎない軽いタイプの」

──ブーッ。“6年保証もついてます”。
「んっ、家電? わかった、冷蔵庫!」

──ブーッ。“5万、6万円するけど、1万5000円で買えました”。
「…なら、掃除機か?」

──ブーッ。では、最終ヒントです。“入学祝いに買いました”。
「あ、それで、やっとわかった。答えはランドセルね」

──正解!

 私が聞いたのは、『土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送』(TBSラジオ・土曜9~13時放送)。

 ナイツの塙(宣之)さんが、慶応大卒の“お笑いジャーナリスト”たかまつななさんたちに出題したけど、最後のヒントまで解けなかったんだって。

 もともと、たかまつさんやカズレーザーさん(メイプル超合金のボケ担当で、同志社大卒のクイズ好き)らが楽屋とかで出題し合って楽しんでるらしい。

 私の友人K子いわく。

「頭のいい人たちが思いついただけあって、出題するにはけっこう知恵と工夫がいる。クイズだから、第1ヒントで正解がわかるようじゃダメ。レビューの言葉をうまく引っ張り出して、質問の順番を組み立てて、最後に『なあ~んだ』と言われるまで引っ張れるかどうか。簡単そうに見えて難しいから面白い。お金もかからないし、いい脳トレになる」

 なるほど、その通り。「ラベンダー」と聞いて、私が真っ先に頭に浮かべたのはラベンダー畑とそのにおい。これでまず、フレグランス系にミスリードされた。

 第2ヒントの「軽かった」で、それなりに形ある物を思い浮かべちゃう。

 で、「6年保証」という言葉から、今度は家電をイメージする。ドライヤー、アイロン、手動マッサージ器…。この前、ヨドバシカメラで掃除機を買い替えた時に、「5年保証つけますか?」と聞かれたけど、えッ、6年保証の家電ってあったっけ…?

 でもって、「5万、6万円」で買えるとなると、やっぱ中型家電かなぁ。でも…ん? ラベンダーとの関係は?? あれこれ惑わされて、頭がぐちゃぐちゃになってくる。

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン